2016年バーレーングランプリ

2016年バーレーングランプリ詳報：ロズベルグが圧勝、波乱の展開の中ハミルトン3位入賞

2016年F1世界選手権第2戦、バーレーングランプリが4月3日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されました。このレースは、予想外の展開とドラマチックな展開で多くの観客を魅了しました。

レースウイークの幕開け：アロンソ欠場、バンドーンの代役参戦

前戦オーストラリアGPでクラッシュを喫したフェルナンド・アロンソは、ドクターストップによりバーレーンGPを欠場。代役として、リザーブドライバーのストフェル・バンドーンがマクラーレンから参戦することになりました。バンドーンにとって、これがF1デビュー戦となりました。

予選：メルセデスがフロントローを独占

予選では、ルイス・ハミルトンが2戦連続のポールポジションを獲得。チームメイトのニコ・ロズベルグが2番手となり、メルセデスは2戦連続でフロントローを独占しました。この結果から、メルセデスの圧倒的な速さが示されました。

決勝レース：予想外の展開とドラマ

決勝レースは、スタート直後から波乱の展開となりました。まず、3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルが、フォーメーションラップ中にエンジントラブルによりコース上でストップ。レース開始前から予期せぬ事態が発生しました。

スタートでは、ポールポジションのハミルトンと4番グリッドのキミ・ライコネンがやや出遅れ。さらにハミルトンは1コーナーでバルテリ・ボッタスと接触し、順位を大きく落とすアクシデントに見舞われました。この接触によりボッタスはドライブスルーペナルティとペナルティポイント2点が科されました。

しかし、ハミルトンはマシンのダメージを負いながらも、持ち前のドライビングテクニックで着実に順位を上げていきました。一方、ライコネンも順位を上げていき、中盤には2位まで浮上しました。

その後は、大きなアクシデントもなくレースは進行。ロズベルグが終始安定した走りでトップを走り続け、余裕の1位フィニッシュ。開幕2連勝を飾りました。2位にはライコネン、3位にはハミルトンが入賞しました。

バンドーンのF1デビューとマクラーレンの初ポイント

今大会がF1デビュー戦となったバンドーンは、見事に10位入賞を果たしました。これは、マクラーレンにとって今シーズン最初のポイント獲得となり、チームにとって大きな意味を持つ結果となりました。また、ハースは2戦連続でポイントを獲得するなど、新興チームの躍進も目立ちました。

レース結果詳細

ファステストラップ：ニコ・ロズベルグ（メルセデス）1:34.482（41周目）
ラップリーダー：ニコ・ロズベルグ（1-39周、41-57周）、ルイス・ハミルトン（40周）
* マグヌッセンは金曜日のFP2で重量測定の指示に従わなかったため、ピットレーンスタート

ランキング（トップ5）

このレースの結果を受け、ドライバーズ、コンストラクターズランキングにも変化がありました。（詳細は省略）

まとめ

2016年バーレーンGPは、ハミルトンのアクシデントやベッテルのリタイアなど、数々のドラマが凝縮されたレースでした。ロズベルグの圧勝という結果に終わりましたが、その裏には多くの波乱と、ドライバーたちの見事な走りがありました。特に、バンドーンのデビュー戦での入賞は、今後の活躍を期待させるものとなりました。

もう一度検索