2017年のJ3リーグ

2017年シーズンのJ3リーグについて

概要

2017年はJ3リーグにとって4回目のシーズンであり、明治安田生命保険相互会社がタイトルスポンサーとして「2017明治安田生命J3リーグ」の名称で開催されました。このリーグは、2014年シーズンの単独開催を含め、4年連続で同じ名前で行われています。特にこの年から、試合の放映権がスカパー!からパフォーム・グループに移行し、OTTサービス「DAZN」で全試合の生中継が行われることが決定しました。従来のダイジェスト番組からリアルタイムでの視聴が可能になり、ファンにとって大きな変化となりました。

スケジュール

2016年12月13日に発表されたスケジュールによると、開幕は3月11日、閉幕は12月3日で、全34節、合計272試合が行われました。クラブ数が奇数となるため、毎節1チームが試合を行わないという特異な状況が続きました。また、試合日程の発表にあたり、従来とは異なり、週末の試合を土日分散開催することが基本方針として設定されました。

2017年シーズンのクラブ

このシーズンには、前年より1クラブ多い14チームが参加しました。特に注目すべきは、J2の22位から降格したギラヴァンツ北九州が初めてJ3に参加した点であり、アスルクラロ沼津は日本フットボールリーグ（JFL）から昇格してきたチームです。前年から引き続き、FC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪のU-23チームも参加しており、北九州は新たにミクニワールドスタジアム北九州を本拠地とすることとなりました。

レギュレーション

2016年12月13日に発表されたレギュレーションでは、J2・J3入れ替え戦が行われないことが決まり、上位2チームがJ2ライセンスを持つならば自動昇格が実施されることが定められました。一方、ライセンス未取得のクラブやU-23チームが上位に入った場合、昇格枠の扱いが以前と同様に適用されることとなっています。

リーグの動向

開幕前の予想では、前年末に降格した北九州や、降格を免れた栃木、昇格を狙う長野が優勝争いに名を連ねると見込まれていました。しかし実際には、秋田が開幕から好調を維持し、他クラブを圧倒しました。第6節以降は秋田が首位を維持し、栃木や沼津が追う展開となります。特に栃木は無敗記録を更新し、シーズン後半では優勝争いが熾烈化しました。

最終的には、12月3日の最終節で栃木と沼津が直接対決を行い、両者とも引き分けに終わる中、秋田がJ3リーグ優勝を決めました。秋田は1927年の創立以来、初めてとなるJ3優勝を果たし、栃木も2位確定で2年ぶりのJ2昇格を果たしました。

成績および表彰

シーズンを通じて行われた試合の記録や個人選手の得点ランキングも話題となり、特に記録を更新する選手には拍手が送られました。観客動員数も前年比で増加し、秋田の試合で見られたように多くのファンがスタジアムに足を運ぶ様子が見受けられました。

このように、2017年シーズンのJ3リーグは新たな試みや盛り上がりを見せたシーズンとなり、ファンにとっても忘れられない年となったことでしょう。

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