2017年広島県知事選挙

2017年広島県知事選挙

この選挙は、2017年（平成29年）11月12日に投票および開票が実施され、広島県の次期知事を選出するために行われました。現職の湯崎英彦氏の4年間の任期満了を受けて実施されたものです。

選挙の概要

この選挙には、現職として3期目への当選を目指す湯崎英彦氏と、共産党が推薦する新人の高見篤己氏の二名が立候補しました。

現職の湯崎氏は特定の政党からの公認や推薦を受けず、無所属の立場で選挙戦に臨みました。一方、新人として立候補した高見氏は、共産党の県委員会常任委員という役職を持ち、共産党からの推薦を得て無所属として出馬しました。

この両氏による事実上の一対一の対決構図となった選挙戦において、最も大きな焦点となったのは、湯崎氏が過去2期8年にわたって進めてきた県政運営に対する評価でした。現職としての実績を強調する湯崎氏に対し、新人候補は現在の県政の課題などを指摘し、有権者に新たな選択肢を提示することで支持を訴えました。

選挙データ

選挙日程は以下の通りでした。

告示日: 2017年10月26日
執行日（投開票日）: 2017年11月12日

投票は、執行日当日の午前7時から午後8時までの時間帯で県内各地の投票所にて行われました。また、執行日を待たずに投票できる期日前投票は、告示日の翌日である10月27日から投票日前日の11月11日までの期間に実施されました。

この知事選挙と同日には、任期満了に伴う呉市長選挙も行われました。

立候補者

届け出順に以下の2名が立候補しました。

湯崎 英彦
高見 篤己

選挙結果

投開票の結果、現職の湯崎英彦氏が新人候補を抑え、3期目の当選を果たしました。この勝利により、湯崎氏は引き続き広島県知事として県政を担うことになりました。

この選挙における最終的な投票率は31.09%でした。これは、前回2013年に行われた広島県知事選挙の最終投票率31.98%と比較して、0.89ポイント低い結果となりました。投票日当日の有権者数は2,336,691人でした。

選挙結果は、2期8年間の湯崎県政が有権者によって一定の評価を得たことを示す形となりましたが、投票率が3割程度にとどまったことは、今後の県政における課題も示唆する側面があると言えるでしょう。

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