2018年平昌オリンピックの南北合同チーム選手団

2018年平昌オリンピック 南北合同チーム選手団

2018年平昌オリンピックは、2018年2月9日から25日まで大韓民国江原道平昌で開催されました。この大会で、韓国と北朝鮮は女子アイスホッケーにおいて合同チームを結成し、合同選手団として参加しました。ここでは、その概要と詳細について解説します。

概要

北朝鮮は、核開発問題やミサイル発射実験により国際的に孤立し、当初は平昌オリンピックへの不参加を示唆していました。しかし、開催直前の2018年1月9日、参加を表明しました。その後の韓国との実務協議において、開会式での統一旗の下での合同入場行進や、アイスホッケーでの南北合同チーム結成が合意され、国際オリンピック委員会（IOC）によって承認されました。

名称決定の経緯

オリンピックで南北が単一チームとして出場する場合、どちらか一方に有利な用語は使用できません。北朝鮮は「高麗」(Koryo)を、韓国は「ハンナラ（一つの国）」を提案しました。しかし、過去の国際大会での使用実績から、韓国と北朝鮮の英語表記に含まれる「コリア（KOREA、코리아）」が採用されました。

IOCコードについては、韓国が「KOR」を使用する一方、北朝鮮は「PRK」を使用するため、中立的な名称が必要でした。そこでIOCは、フランス語で「コリア（朝鮮）」を意味する「Corée」を元に「COR」を採用しました。南側が「COR」を使用した例として、1960年ローマ五輪があります。また、1972年ミュンヘン五輪を前に、北朝鮮が南側の略称「KOR」に対し、「唯一の『Korea』に見える恐れがある」と反発し、「COR」に変更された経緯もあります。

メディアでの呼称

日本語では主に「南北合同チーム」、「南北合同チーム『コリア』」、あるいは単に「コリア」とメディアで呼ばれています。

アイスホッケー女子

南北合同チームは女子アイスホッケーに出場し、注目を集めました。試合結果の詳細については、以下の関連情報を参照ください。

試合結果

（試合結果の詳細は省略）

関連項目

アイスホッケー女子韓国代表

外部リンク

平昌オリンピック - アイスホッケー

南北合同チームの結成は、スポーツを通じて平和を願う両国の姿勢を示す象徴的な出来事となりました。

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