2019年三重県知事選挙

2019年三重県知事選挙

概要

2019年（平成31年）4月7日、日本全国で統一地方選挙が執行される中、三重県では新たな県知事を選出するための選挙が実施されました。この選挙は、第19回統一地方選挙の日程に合わせて行われ、当時の現職知事であった鈴木英敬氏の任期満了に伴うものです。

選挙戦は、現職の鈴木英敬氏が3期目の当選を目指して立候補し、これに新人候補が挑む構図となりました。現職の鈴木氏の陣営には、自由民主党、公明党といった主要政党からの推薦に加え、労働組合の全国組織である連合の三重県支部（連合三重）、そして旧民進党の流れを汲む地域政党「新政みえ」が支援を表明し、幅広い支持基盤を形成しました。一方、これに対抗する形で立候補した新人候補は、日本共産党からの推薦を受けて選挙戦を展開しました。この現職と新人の一騎打ちという構図が、選挙の主な焦点となりました。

選挙データ

この選挙の公式な選挙日程は、2019年（平成31年）3月21日に告示日を迎え、同年4月7日に投票および開票が執行される運びとなりました。選挙期間中に掲げられたキャッチコピーは、「このまちの　未来を想う　この一票」でした。

また、この三重県知事選挙は、同日に行われた三重県議会議員選挙（こちらは3月29日告示）とともに実施されました。これにより、有権者は県政のリーダーと議会の構成員を同時に選出する機会を得ました。

タイムライン

選挙に向けた動きは、告示日よりもかなり前から始まっていました。
まず、2018年の暮れにあたる12月19日、新人候補となる鈴木加奈子氏が記者会見を開き、知事選挙への立候補を正式に表明しました。
その後、年が明けて2019年の1月17日には、現職である鈴木英敬氏が三重県議会の本会議の場において、3期目となる今回の知事選挙への立候補を表明しました。これにより、選挙戦の具体的な顔ぶれが出揃うこととなりました。

選挙結果

2019年4月7日に実施された投票の結果、最終的な投票率は46.68%となりました。この投票率は、前回の2015年に執行された三重県知事選挙における投票率48.35%と比較すると、1.67ポイント低い水準にとどまりました。

選挙当日の時点で、三重県内の選挙権を有する有権者の総数は1,485,622人でした。そのうち、実際に投票を行った有権者数は693,558人となりました。投票率が前回を下回った背景には様々な要因が考えられますが、県民の政治への関心の度合いを示す一つの指標となります。

関連事項

2019年三重県知事選挙は、広範に行われた第19回統一地方選挙の一部として位置づけられます。三重県の歴代知事の顔ぶれや歴史的な流れについては、「三重県知事一覧」を参照すると、本選挙の位置付けがより明確になります。

また、この選挙に関する公式な詳細情報や結果については、三重県選挙管理委員会が発表する資料やウェブサイトを通じて確認することができます。

もう一度検索