2019年北海道知事選挙

2019年北海道知事選挙

2019年（平成31年）4月7日は、第19回統一地方選挙の実施日として全国的に注目されました。この日、北海道においても新たなリーダーを選出するための知事選挙が行われました。この選挙は、現職であった高橋はるみ知事が国政への転出を表明したことを受けて実施されたものです。

選挙までの経緯

選挙戦の幕開けは、前年の2018年12月15日に遡ります。当時知事を務めていた高橋はるみ氏が、同年に予定されていた第25回参議院議員通常選挙に自由民主党からの公認を得て出馬する意向を明らかにし、これにより北海道知事のポストが空席となることが確定しました。

この現職の動向を受けて、次期知事を巡る動きが本格化します。まず、夕張市長を務めていた鈴木直道氏が、年明けの2019年1月29日に立候補の意思を表明しました。続いて、2月6日には、かつて衆議院議員として活動した経験を持つ石川知裕氏も出馬を表明し、選挙戦の構図が固まりました。

立候補者

届け出順に従い、立候補した2名を紹介します。

石川知裕氏
元衆議院議員。

鈴木直道氏
夕張市長を務めた経験を持ちます。

候補者擁立の動きと辞退

選挙戦に向けて、上記2氏の他にも複数の有力者に対し、立候補を求める声や擁立論が浮上しました。しかし、最終的にこれらの人々はいずれも出馬を見送っています。

逢坂誠二氏
当時、衆議院議員（北海道第8区選出）として活動していました。立憲民主党北海道連合や連合北海道などから知事選への出馬を強く要請されましたが、辞退しています。

佐藤のりゆき氏
フリーキャスターとして知られています。市民団体からの出馬要請があったものの、これも辞退に至りました。

徳川家広氏
経済評論家であり、歴史ある徳川宗家の第19代当主としても知られています。北海道議会議員の一部から立候補を求められましたが、出馬は見送りました。

和泉晶裕氏
国土交通省北海道局長を務めていました。自民党所属の北海道議会議員などから擁立の声が上がったものの、こちらも辞退しています。

橋本聖子氏
当時、参議院議員（比例区選出）でした。自由民主党北海道連合などから擁立論が浮上しましたが、辞退しました。

徳永エリ氏
当時、参議院議員（北海道選挙区選出）として活動していました。立憲民主党や国民民主党の北海道連合などから擁立の動きがありましたが、出馬はしていません。

多くの名前が取り沙汰されながらも、最終的には石川氏と鈴木氏の一騎打ちという構図で選挙戦が繰り広げられました。

選挙結果

2019年4月7日に投開票が行われた北海道知事選挙の公式な結果は以下の通りです。

当日有権者数: 4,479,708人
最終投票率: 58.34%
これは前回の北海道知事選挙と比較すると、1.28ポイントの減少となりました。

この選挙を通じて、北海道の新たな行政府の長が決定されました。

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