2019年広島県議会議員選挙

2019年広島県議会議員選挙

2019年広島県議会議員選挙は、広島県の最高議決機関である県議会を構成する議員を選び直すために実施されました。これは、第19回統一地方選挙の一環として行われ、2019年4月7日に投票が実施されました。この選挙は、当時の議員の4年の任期が満了したことに伴うものでした。

選挙の対象となったのは、県内の23選挙区で、合計64の議席が改選されました。選挙への立候補者数は77名でした。しかし、全ての選挙区で投票が行われたわけではありません。全23選挙区のうち、14の選挙区では立候補者数が定数と同数であったため、選挙戦は行われず、候補者28名が無投票で当選しました。実際に有権者による投票が行われたのは残りの9選挙区で、ここでは49名の候補者によって議席が争われました。

各政党からの候補者数を見ると、自由民主党が34名、公明党が6名、国民民主党が1名、日本共産党が2名でした。また、特定の政党に属さない無所属の候補者が34名立候補しました。

この選挙で選出された議員の中には、選挙後に明るみに出た「河井夫妻選挙違反事件」に関連し、多額の現金を受け取ったとされる疑惑が持ち上がった者が複数いました。この問題は県政に大きな波紋を広げ、疑惑を受けた議員の中から最終的に8名が議員の職を辞する事態となりました。これは、県議会の構成にも影響を与え、有権者の信頼を揺るがす出来事となりました。

この選挙は、任期満了に伴う定例の改選でありましたが、半数以上の選挙区で無投票となったこと、そしてその後に発生した大規模な議員辞職問題という異例の展開を辿り、注目される選挙となりました。

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