2019年札幌市議会議員選挙

2019年札幌市議会議員選挙

「2019年札幌市議会議員選挙」は、政令指定都市である北海道札幌市の議会を構成する議員を選出し、任期満了に伴う全議席の改選を行うために実施された公職選挙である。この選挙は、日本全国の多くの地方公共団体で首長や議会議員選挙が一斉に行われる「第19回統一地方選挙」の一部として位置づけられ、その前半戦の投票日であった2019年4月7日に投票が行われた。

選挙の概要

札幌市議会は、市民の代表として、市の予算や条例、重要な施策などに関する意思決定を行う議決機関である。その議員は4年の任期で選出される。今回の選挙は、現職議員の任期満了に伴って、定数68議席すべてを改選する必要から実施された。

札幌市は行政区ごとに分割された計10の選挙区が設けられており、各選挙区に定数が配分されていた。この68議席に対して、合計87名の候補者が名乗りを上げた。

しかし、全ての選挙区で投票による競争が行われたわけではなかった。10選挙区のうち、西区においては、立候補者数がその選挙区に割り当てられた定数と同数であった。このため、選挙戦が行われず、立候補した7名の候補者全員が無投票での当選となった。

無投票となった選挙区を除く残りの9選挙区では、定数を上回る候補者数となり、投票による選挙戦が展開された。これらの9選挙区においては、合計80名の候補者が激しい選挙運動を行い、有権者に支持を訴えた。

選挙日程

本選挙における公式な日程は以下の通りである。

告示日：2019年3月29日
投票日：2019年4月7日

告示日から投票日までの約一週間にわたり、各候補者は市内各地で街頭演説や政見放送などを通じて、自身の政策や主張を市民に訴えかけた。

選挙結果

2019年4月7日に投票が行われ、即日開票の結果、新たな札幌市議会議員となる68名が確定した。これには、既に無投票当選が決まっていた7名の議員も含まれる。

当選した議員の党派構成は、自由民主党、立憲民主党、公明党、日本共産党、国民民主党、市民ネットワーク北海道、そして無所属の候補者によって構成された。各党派が獲得した議席数は、今後の議会運営における各会派の勢力バランスを決定し、札幌市政の方向性に影響を与える重要な要素となる。

新たに選出された議員は、今後4年間、札幌市民の意思を代表し、市の発展や市民生活の向上に資するための議論や意思決定を行っていく役割を担う。この選挙結果は、札幌市における様々な課題への取り組み方や、将来に向けた都市づくりの方針を左右する基礎となるものである。

統一地方選挙は、市民が自らの地域を代表する議員を選び、地方自治に参加する重要な機会であり、2019年の札幌市議会議員選挙もその一環として、市民の代表を選出する機会を提供した。

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