2020年東京オリンピックのカヌー競技

2020年東京オリンピック カヌー競技

2020年東京オリンピックにおけるカヌー競技は、国際カヌー連盟（ICF）の管轄のもと、スプリントとスラロームの2種目が実施されました。スプリントは東京湾に面した「海の森水上競技場」、スラロームは葛西臨海公園に隣接する人工コース「カヌー・スラロームセンター」が会場となりました。

競技日程

スラローム: 2021年7月25日から7月30日
スプリント: 2021年8月2日から8月7日

出場選手

スラローム

前回のオリンピックから男子カヌーペアが廃止され、新たに女子カヌーシングル（C-1）が追加されました。これにより、男女ともにカヌー（C-1）とカヤック（K-1）の2種目ずつ、計4種目が実施されました。女子カヌー種目はオリンピック史上初の実施となりました。

各国の出場枠は、C-1、K-1ともに男女各1名ずつ。出場枠は、2019年世界選手権の成績や大陸予選の結果に基づいて割り当てられました。開催国である日本には、各種目1つの出場枠が与えられました。日本からは、羽根田卓也（男子C-1）、佐藤彩乃（女子C-1）、足立和也（男子K-1）、矢澤亜季（女子K-1）が代表として出場しました。

スプリント

スプリント種目では、男子カヌーシングル（C-1）200mと同カヤックペア（K-2）200mが廃止される一方、女子C-1 200mと同カヌーペア（C-2）500mが新設されました。また、男子カヤックフォア（K-4）1000mは同500mに変更されました。男女ともにカヌー2種目、カヤック4種目の計6種目が実施され、スラローム同様に女子カヌー種目はオリンピックで初めて実施されました。

出場枠は、2019年世界選手権の成績や大陸予選の結果に基づき割り当てられました。開催国である日本には、男子2種目（C-1 1000m、K-1 1000m）、女子2種目（C-1 200m、K-1 500m）の出場枠が与えられました。日本代表には、世界選手権で出場枠を獲得した松下桃太郎、藤嶋大規、水本圭治、宮田悠佑に加え、出場枠再配分で出場が決まった久保田愛夏、桐明輝子、小野祐佳、開催国枠で選出された當銘孝仁が出場しました。

参加国

スラロームには男女それぞれ41名、スプリントには男子146名（招待枠2名、難民選手団1名を含む）、女子142名が出場しました。ハンガリーやカナダなど、一部の国では出場枠の獲得状況や選手の事情により、出場選手が変更となるケースもありました。

大会形式

スラローム

予選は2回行われ、ベストタイムで順位が決定します。準決勝と決勝は1回ずつの競技で行われます。コースレイアウトは予選、準決勝、決勝で変更されます。決勝に進出できるのは各種目10名です。

スプリント

各種目とも予選、準々決勝、準決勝、決勝の4段階で競技が行われます。予選の上位チームは準決勝へ、それ以外のチームは準々決勝へ進みます。準々決勝の上位チームが準決勝へ進み、準決勝の成績によってA決勝、B決勝、C決勝（女子K-1 500mのみ）のいずれかに進出します。

競技結果

（省略）

外部リンク

カヌー（スプリント） 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
カヌー（スラローム） 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
カヌー（スプリント） スケジュール＆結果 - 東京2020オリンピック競技大会
カヌー（スラローム） スケジュール＆結果 - 東京2020オリンピック競技大会

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