2021年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)

2021年度プロ野球ドラフト会議

2021年10月11日に行われた2021年度のプロ野球ドラフト会議は、第57回目となる重要なイベントであり、特別協賛には大正製薬が名を連ねました。公式に冠された名称は『プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』です。大正製薬は2013年から、中断なしに9年連続で特別協賛を行っています。

概要

今年のドラフト会議においては、2019年以降のルール変更により、2巡目以降の指名に関するウェーバー優先権がセントラル・リーグとパシフィック・リーグで交互に適用されることになっており、2021年度はセ・リーグがこの権利を獲得しました。また、指名順はドラフトの前日に相当する10月10日のチーム成績を基に決定されます。日本ハムは5位でシーズンを終了しましたが、実際の順位が変動したことにより、最下位の西武と順番が入れ替わる展開となっております。

開催にあたっては、新型コロナウイルス感染症対策として一般の参加者は非公開での実施となりました。この対応は、選手や関係者の安全を考慮したものです。

指名選手一覧

指名軽く、色付きの背景が付されている選手は複数の球団から指名されたことを示しています。また、太字で表記された選手には交渉権が確定していることを表しています。指名が重複した場合には、最初に表記されている球団から順に抽選が行われます。特に注目されるポイントとして、福岡ソフトバンクホークスが過去最多の14人の育成選手を指名し、全体では育成選手も含めて19人を指名したことが挙げられます。これは前年の巨人と並び、過去最多の指名数となります。

また、設立初年度を迎えた九州アジアリーグから、火の国サラマンダーズの石森大誠選手が中日から3位指名を受け、独立リーグからの唯一の支配下指名選手となりました。こうした新しい流れは、独立リーグでの活躍がプロ界においても注目されることを示しています。

球団別選択選手一覧

ドラフトでの育成選手の選択については、太字表記の選手が後に支配下登録される選手として活躍することが期待されています。これにより、将来的なチームの戦力となる可能性も秘めています。

中継情報

ドラフト会議の模様は、テレビではTBS系列28局で放送され、実況はTBSの初田啓介アナウンサーが担当しました。解説には元プロ野球選手の槙原寛己さんや古田敦也さんが参加し、観る者に深い洞察を提供しました。CS放送ではスカイAが特別な番組を設け、ラジオではニッポン放送が専門の番組としてドラフトの様子を伝えました。

まとめ

2021年度のプロ野球ドラフトは、新しい才能が発掘される重要な機会となるだけでなく、プロ野球界における戦略や選手選択の動向を知る上でも大変注目されました。特別協賛の存在も大会を華やかにし、多くのファンが楽しみにしていた一大イベントでありました。今後もこれらの選手がこの舞台でどう成長を遂げていくのかに期待が寄せられています。

もう一度検索