2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ2次予選

2026 [[FIFAワールドカップ|2026_FIFAワールドカップ]] 欧州予選プレーオフ（2次予選）について

本記事では、2026 [[FIFAワールドカップ|2026_FIFAワールドカップ]]の出場チームを決定するためのヨーロッパ予選のうち、2026年3月に開催される2次予選（プレーオフステージ）に焦点を当てて解説します。

大会フォーマットの変更点

2022年の予選大会と比較して、開催方式に大きな変更はありません。各グループステージ2位のチームに加え、UEFAネーションズリーグ (NL) の上位チームがトーナメント方式で争います。

2023年6月28日にUEFA執行委員会で確認された大会フォーマットは、UEFA EURO 2024予選のプレーオフほどではないものの、UEFAネーションズリーグ2024-25の結果に部分的に影響を受けます。

プレーオフの仕組み

1次予選（グループステージ）の準優勝チーム12チームと、UEFAネーションズリーグ暫定総合ランキングで予選グループの上位2位以内に入らなかったネーションズリーググループ優勝チーム4チームの計16チームがプレーオフに進出します。

この16チームは4つのプレーオフパスに分かれ、各パスで準決勝（シングルレグ）2試合と決勝（シングルレグ）1試合が行われます。準決勝の組み合わせは、シードポットによって決定され、ポット1のチームがポット4のチームを、ポット2のチームがポット3のチームをホームに迎えます。決勝の開催国は、準決勝の組み合わせ抽選によって決定されます。

4つのパスの決勝勝者が、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国で開催される2026 [[FIFAワールドカップ|2026_FIFAワールドカップ]]への出場権を獲得します。

試合形式

プレーオフはシングルレグのノックアウト方式で行われます。通常時間終了時に同点の場合、30分間の延長戦が行われ、各チームは6人目の交代が認められます。それでも決着がつかない場合は、PK戦で勝者を決定します。

出場停止のルール

以下の違反行為があった場合、選手は次の試合に出場できません。

レッドカードの提示（重大な違反行為の場合は出場停止期間が延長される場合があります）
予選グループステージの2試合でイエローカードを2枚受けた場合（イエローカードによる出場停止はプレーオフ準決勝に持ち越されますが、プレーオフ決勝、ワールドカップ決勝トーナメント、その他の将来の国際試合には持ち越されません）

予選グループステージで受けたイエローカードはUEFAプレーオフ前に失効するため、準決勝でイエローカードを受けてもプレーオフ決勝で出場停止になることはありません。ただし、予選グループステージ終了時に累積したイエローカードによる出場停止はプレーオフ準決勝まで持ち越されます。

プレーオフ進出チーム

プレーオフには16チームが進出します。出場チームは、1次予選（グループステージ）の各グループ上位2位の12チームと、UEFAネーションズリーグ2024-25のグループ優勝チームの中から、予選グループの上位2チーム以外で最も成績の良い4チームです。

ネーションズリーググループ優勝チームが4チーム未満しか選出されなかった場合、残りの枠は、予選グループの上位2チーム以外で最も成績の良いチームに割り当てられます。

抽選方法

1次予選（グループステージ）終了後、プレーオフに進出した16チームは、4チームずつ4つのポットに分けられ、抽選によって4つのパスに振り分けられます。グループ2位の12チームはポット1から3に割り当てられ、シード順は2025年11月のFIFAランキングに基づいて決定されます。ネーションズリーグから出場権を獲得した4チームは、自動的にポット4にシードされます。

プレーオフパスの構成

プレーオフパスは以下のように構成されます。

プレーオフ・パスA：準決勝1と2で構成され、両準決勝の勝者が決勝Aに進出
プレーオフ・パスB：準決勝3と4で構成され、両準決勝の勝者が決勝Bに進出
プレーオフ・パスC：準決勝5と6で構成され、両準決勝の勝者が決勝Cに進出
プレーオフ・パスD：準決勝7と8で構成され、両準決勝の勝者が決勝Dに進出

準決勝の抽選はポット1から始まり、ポット4で終了します。チームは抽選され、番号順に最初の利用可能な準決勝に割り当てられます（禁止されている対戦を考慮）。ポット1チーム（シード）は準決勝1、3、5、7のホームチームとなり、ポット2チーム（シード）は準決勝2、4、6、8のホームチームとなります。ポット3と4のチームはアウェーチームとなります。

決勝開催国を決める抽選はその後すぐに行われ、決勝A、B、C、Dの各大会から準決勝進出チームのうち1チームが開催国チームとして選出されます。

政治的な理由により、特定のチーム同士の対戦は禁止されています。例えば、アルメニア対アゼルバイジャン、ベラルーシ対ウクライナなどが同じプレーオフの組み合わせに入ることはありません。

スケジュール

準決勝は3月26日に行われ、決勝は2026年3月31日に行われます。

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