3000万円クイズ

『3000万円クイズ』の概要

『3000万円クイズ』は、1969年10月から1970年3月までフジテレビで放送されていたクイズ番組です。毎週月曜から土曜までの19:30から19:45の時間帯に放送され、視聴者参加型の形式が特徴的でした。正式名称は「テレビビッグプレゼント 3000万円クイズ」で、新聞のテレビ欄では具体的なタイトルが使われていました。

放送内容とコーナー

この番組では、視聴者を代表して挑戦者がクイズに参加しました。成功した挑戦者には、カップルでのヨーロッパ旅行と20万円の副賞が贈られ、合計で100万円の賞金が支給されました。この「3000万円」という金額は、賞金100万円の1ヶ月分を示しているのです。

放送内容には、「アミダ・エレクトロニクス」というコーナーがあり、月曜、水曜、金曜にあみだくじを用いて進行されました。また、火曜と木曜には「10のまちがいさがし」、土曜には「大喜利クイズ」という気軽に楽しめるコーナーも用意されていました。これらの形式は、視聴者の参加を奨励するものとなっていました。

司会者の顔ぶれ

番組の司会は、同時期に開始された『夜のゴールデンショー』の司会者やレギュラーが務めました。月曜日は西郷輝彦と山内賢、火曜日には塚田茂、芳村真理、小林大輔が担当し、水曜日は宍戸錠と芳村真理、木曜日は坂本九と堺正章、金曜日は「てんぷくトリオ」が担当しました。土曜日には、八代英太が唯一『夜のゴールデンショー』とは関わりのない司会者として登場しました。その他にも高松しげおや東京ぼん太、ストレートコンビなど、多彩な顔ぶれが登場していました。

番組の終焉

『3000万円クイズ』は、人気のあった番組ではありましたが、同じ時期に放送されていた『夜のゴールデンショー』が打ち切られると、番組の放送も終了する運命を辿りました。当時の視聴者には、楽しい思い出として残っている番組の一つと言えるでしょう。このように、『3000万円クイズ』は視聴者参加型の新しいスタイルを取り入れた先駆け的なクイズ番組として、多くのファンに親しまれました。

もう一度検索