35 STONES

35 STONES

『35 STONES』は、斉藤和義の通算8枚目となるスタジオアルバムで、2002年1月17日にSPEEDSTAR RECORDSから発売されました。このアルバムは、シングル3部作「劇的な瞬間」「ロケット」「月の向こう側」を収録した、21世紀に入って初めてのオリジナルアルバムです。

タイトルの由来

アルバムのタイトル「35 STONES」は、斉藤氏自身の年齢と、当時の妻が胆石の手術を受けた際に35個の石が取り出されたことに由来しています。このタイトルには、個人的な出来事が強く反映されており、聞く人にとっても深い意味を持つものとなっています。

制作プロセス

前作ではワープロを使って作詞を行っていましたが、本作では手書きでノートに詩を綴るという方法が採用されました。これにより、斉藤氏の思いや感情がよりダイレクトに表現されていると言えます。また、歌詞のブックレットは全ページがモノクローム調でデザインされており、アルバムのテーマにマッチしています。

再発売

このアルバムは、2008年9月17日に特殊なCDプレーヤーなしでも高音質で再生できるSHM-CDとして再リリースされました。再発売版は初回生産限定のデジパック仕様で、同日に発売された『斉藤和義15周年アニバーサリーBOX』にも収録されています。

収録曲

アルバムには、以下の楽曲が収められています：

• - 劇的な瞬間
• - ロケット
• - 月の向こう側

これらのシングルは、各々ライブ音源やスタジオ音源のアルバムでも聴くことができ、これによって斉藤氏の音楽的な幅広さが示されています。

関連作品

『35 STONES』は、その後の作品やライブアルバムにも影響を与えた重要な作品です。例えば、2009年から2010年にかけての「斉藤“弾き語り”和義 ライブツアー」や、各アニバーサリーコレクションにおいてもこのアルバムの楽曲が取り上げられています。

音楽的な影響

『35 STONES』は、斉藤和義が新たな音楽的表現を追求する過程の一環であり、アルバム全体を通じて彼の独特の音楽スタイルが感じられます。サウンドの多様性と詩の深さは、聴く人に強い印象を与える仕上がりとなっています。

このアルバムは、21世紀の日本の音楽シーンにおける重要な作品の一つと言えるでしょう。

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