5upよしもと

5upよしもと（ファイブアップよしもと）の概要

5upよしもとは、大阪市中央区の難波千日前に位置していたお笑い専用の劇場で、2011年1月1日に開業し、2014年11月24日まで運営されていました。この劇場は、若手お笑い芸人にとっての重要な活動の場となり、吉本興業が運営していました。上方演芸資料館内のワッハホールを改装して作られ、座席数は最大313席となり、観客と芸人の交流が行われる温かみのある空間が提供されました。

劇場の命名の由来

劇場名の「5up」は、旧baseよしもとがあった地下から5階に移ったことと、若手芸人の飛躍を願って名づけられました。ここでは、『銀シャリの5upベイベー』や『熱血!人情派コメディ しゃかりき駐在さん』など様々なテレビ番組が収録されており、またラジオ番組『5upよしもと ガチモリ』はラジオ大阪で放送され、活気あふれる芸人の声が届けられました。若手だけでなく、全国ツアーで東京の芸人も多く使用していたため、業界内での交流の場として機能していました。

システムとイベント

5upよしもとでは、ピラミッドシステムが採用されており、若手芸人たちは厳しい競争を経て昇格を目指しました。「ファーストバトル」や「セカンドバトル」などのネタバトルを通じ、ポイントを競い合いながら成長する機会が設けられました。このシステムは、観客の応援も重要な要素となり、彼らの評価がメンバーの昇格に直接影響しました。

2013年には「THE FINAL COUNTDOWN LIVE bye 5upよしもと」が開催され、芸歴10年以上の先輩芸人が卒業し、新しいシステムへと移行する準備が進められました。2014年に入ると、新しい体制として吉田たちやプリマ旦那、アイロンヘッドなどが幕を開け、新たな動きが期待されました。

閉館と新たなスタート

5upよしもとは、2014年11月24日のイベントを最後に閉館し、この場所は「よしもと漫才劇場」として新たにリニューアルオープンしました。新しい劇場でも、若手芸人が中心となり様々な公演が行われる形は変わりませんが、より漫才に特化したプログラムが展開され、ベテランや中堅の芸人も参加する形となるなど、時代のニーズに応えて進化を続けています。

過去のメンバー

5upよしもとに所属していた芸人たちは、数多くの人気コンビや個人が揃いました。中には、解散したコンビも多く含まれていますが、その中で活躍し続けているメンバーも多く、新たなステージへと旅立っていきました。劇場での活動を通じて磨かれた技術とセンスは、現在も多くの舞台やメディアで見ることができます。

最寄り駅

5upよしもとへのアクセスは、最寄りの地下鉄なんば駅や日本橋駅、南海電車の難波駅からも便利で、多くの人々が訪れる場所に位置していました。この劇場での思い出は、多くのファンとともに今も心の中に刻まれ続けています。

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