7人制ラグビー女子イングランド代表

7人制ラグビー女子イングランド代表

7人制ラグビー女子イングランド代表チームは、国際的な舞台でイングランドを代表して活動する女子ラグビーのナショナルチームです。ラグビーのセブンズ形式において、世界各国の強豪チームと競い合っています。

このチームの主な活動舞台は、ワールドラグビーが主催する主要な国際大会です。具体的には、年間を通じて世界各地で開催されるワールドラグビーセブンズシリーズ、そして4年に一度開催されるラグビーワールドカップセブンズなどに出場しています。これらの大会では、セブンズ特有のスピード感あふれる展開と高いスキルが求められる試合が繰り広げられ、イングランド代表もその一員として常に注目を集めています。

特筆すべき点として、オリンピックへの出場に関しては特殊な事情があります。オリンピックは、国際オリンピック委員会（IOC）に承認された国内オリンピック委員会（NOC）単位での参加が原則とされているため、イングランド単独の代表チームとしては出場が認められていません。ブリテン島を構成するイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの一部の選手は、合同チームである「イギリス代表」（Team GB）としてオリンピックに出場することになります。したがって、7人制ラグビー女子イングランド代表は、オリンピックの舞台には「イングランド代表」として立つことはないという特徴があります。

歴史

チームの歴史は、ワールドラグビーセブンズシリーズが女子大会を本格的に開始した時期と深く関連しています。イングランド代表は、この主要国際シリーズが創設された初期段階から積極的に参加しており、2012年からシリーズへの参戦を開始しました。

参戦後すぐに頭角を現し、国際舞台での経験を積む中で実力を高めていきました。そして、シリーズ参加から間もない2013年には、アメリカ合衆国のヒューストンで開催された大会で、見事なパフォーマンスを披露し、チームにとって歴史的なワールドラグビーセブンズシリーズ初優勝を達成しました。この優勝は、女子セブンズにおけるイングランドの存在感を示す重要な出来事となりました。

ワールドラグビーセブンズシリーズ 成績

チームはワールドラグビーセブンズシリーズにおいて、これまでに様々な成績を残しています。シリーズ参戦初年度である2012-2013シーズンには、年間総合ランキングで2位という素晴らしい結果を残し、世界のトップレベルで戦える実力があることを証明しました。続く数シーズン、具体的には2013-2014シーズン、2014-2015シーズン、そして2015-2016シーズンと、3シーズン連続で年間総合4位となり、安定して上位グループに位置していました。

しかし、その後はやや順位が変動する傾向が見られ、2016-2017シーズンと2017-2018シーズンは連続して8位、2018-2019シーズンは6位、そして直近の2019-2020シーズンも8位という成績となっています。これは、世界の女子セブンズのレベルが向上し、競争が激化している状況を反映しているとも言えます。チームは常に上位復帰を目指し、各大会で奮闘を続けています。

直近大会代表スコッド

特定の時期の直近大会に選出された代表選手は以下の通りです。

ヘザー・フィッシャー
アレックス・マシューズ
アビー・ブラウン
シドニー・グレッグソン
メーガン・ジョーンズ
デボラ・フレミング
ヘレナ・ローランド
アビー・バートン
アミ－・ウィルソン・ハーディ
ベス・ウィルコック
ジョディ・オンレー
ジョージ・リンガ
エリー・キルドゥンネ

関連項目

7人制ラグビー女子イギリス代表
7人制ラグビー男子イングランド代表
ラグビー女子イングランド代表（15人制）

外部リンク

Englandrugby Sevens Women（イングランドラグビー協会 公式サイト）
World Rugby England 7s Women（ワールドラグビー 公式サイト）

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