7人制ラグビー女子ロシア代表チーム「シー・ベアーズ」
女子
7人制ラグビーのロシア代表チームは、正式には「ロシア女子
7人制ラグビー代表」と呼ばれています。彼女たちは、国際的なラグビーの大会に出場するために選抜されたチームであり、その愛称が「シー・ベアーズ」です。このチームは、主にワールドラグビーセブンズシリーズや
ラグビーワールドカップセブンズなど、さまざまな国際大会に参加しています。
チームの歴史
このチームが初めて国際的な舞台に登場したのは
2013年、ワールドラグビーセブンズシリーズに初めて昇格したことにさかのぼります。これが彼女たちの新たな出発点となり、多くの試合を通じてチーム力を高めていくことができました。
しかし、
2016年にはリオデジャネイロオリンピックの
7人制ラグビー世界最終予選決勝でスペイン代表に敗北し、オリンピック出場資格を逃すという悔しい経験もしました。選手たちはこの敗北をバネにし、成長を続けました。2021年には東京オリンピックの最終予選を突破し、見事にオリンピック出場権を獲得しました。
それでも、チームは困難な時期を迎えることになります。2022年2月、ロシアとベラルーシによるウクライナへの侵攻を受けて、ワールドラグビーは彼らに対して国際大会および国境を越えたラグビー大会への出場を全面的に停止する措置を決定しました。これにより、
ラグビーワールドカップセブンズ2022の予選や女子HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2022への出場ができなくなり、さらには男子のワールドラグビーチャレンジャーシリーズ2022も途中での出場停止となりました。
成績
オリンピック
夏季オリンピックでは、まだオリンピックメダルの獲得実績はありませんが、着実にチームが成長していることが評価されています。
ワールドカップ
ワールドカップにおいても、彼女たちは損失を経てさらなる成績向上を目指しています。
ワールドセブンズシリーズの成績
女子
7人制ラグビーのワールドセブンズシリーズにおけるロシアチームの成績は、以下の通りです。コアチームとして在籍したシーズンに限りますが、
- - 2013-2014シーズン: 5位
- - 2014-2015シーズン: 7位
- - 2015-2016シーズン: 7位
- - 2016-2017シーズン: 5位
- - 2017-2018シーズン: 6位
- - 2018-2019シーズン: 7位
- - 2019-2020シーズン: 6位
このように、シリーズ内で安定した成績を残しつつ成長している姿が見受けられます。
直近の大会の代表スコッド
東京2020オリンピック競技大会では、以下の選手たちがロシアの代表メンバーとして出場しました:
- - ダリア・ノリツィナ
- - マリーナ・ポグレブニャク
- - ダリア・シェスタコーヴァ
- - アレナ・チーロン
- - バイザット・クハミドヴァ
- - イアーナ・ダニロワ
- - クリスティナ・セレディナ
- - マリーナ・クキナ
- - ダリア・ルシナ
- - エレナ・ズロコヴァ
- - ナデジダ・ソゾノフ
- - アンナ・バランチュック
彼女たちはチームの課題に向かい、さらなる高みを目指しています。国際舞台での競技機会が再開されれば、シー・ベアーズは新たな実績を重ねることでしょう。彼女たちの今後の活躍に期待が寄せられています。