7人制ラグビー男子ケニア代表

7人制ラグビー男子ケニア代表

7人制ラグビー男子ケニア代表は、国際舞台でケニアを代表するチームです。「シュジャーセブンズ」（Shujaa Sevens）の愛称で呼ばれ、スワヒリ語で「勇者」を意味するこのニックネームは、チームの勇敢なプレースタイルを象徴しています。ワールドラグビーが主催する主要な7人制ラグビー大会、特にワールドラグビーセブンズシリーズやラグビーワールドカップセブンズなどに出場し、世界の強豪チームと競り合っています。

歴史

ケニアにおける7人制ラグビーの強化は、1996年に国内で始まったサファリセブンズの開催を契機に進展しました。この国内大会は、選手の育成とチーム力の向上に大きく貢献しました。長年の努力が実を結び、2016年のワールドラグビーセブンズシリーズ、シンガポール大会において、ケニア代表は歴史的な初優勝を飾りました。これはチームにとって、国際舞台での最高成績の一つであり、ケニアラグビー界に大きな興奮をもたらしました。

主要大会への参加

シュジャーセブンズは、ラグビーワールドカップセブンズに継続的に出場しており、世界の舞台での経験を積んできました。また、夏季オリンピックにおいても、7人制ラグビーが正式種目となったリオデジャネイロ大会以降、出場を果たしています。（成績の詳細は提供されていないため、参加の事実に留めます）

ワールドラグビーセブンズシリーズの成績

ケニア代表は、ワールドラグビーセブンズシリーズにおいて、長年にわたり「コアチーム」として世界のトップレベルで戦ってきました。その戦績は以下の通りです（コアチームとして参加したシーズンのみ記載）。

2002-03シーズン: 10位
2003-04シーズン: 11位
2004-05シーズン: 10位
2005-06シーズン: 9位
2006-07シーズン: 11位
2007-08シーズン: 7位
2008-09シーズン: 6位
2009-10シーズン: 8位
2010-11シーズン: 9位
2011-12シーズン: 12位
2012-13シーズン: 5位
2013-14シーズン: 7位
2014-15シーズン: 13位
2015-16シーズン: 7位
2016-17シーズン: 12位
2017-18シーズン: 8位
2018-19シーズン: 13位
2019-20シーズン: 12位
2021シーズン: 3位
2021-22シーズン: 12位
2022-23シーズン: 13位

これらの成績からは、チームが長年にわたり世界のトップ10付近で安定したパフォーマンスを示し、特に2012-13シーズンの5位、2021シーズンの3位、そして2016年のシンガポール大会での優勝といった輝かしい成果を上げてきたことがわかります。近年は順位が変動していますが、常に上位を目指して戦っています。

主な歴代選手

シュジャーセブンズには、歴史に名を刻む多くの優れた選手がいます。特に注目すべき選手としては、かつて代表チームの主将を務めたハンフリー・カヤンゲ、代表チームの歴代最多得点および最多トライ記録を持つコリンス・インジェラ、そしてリオデジャネイロオリンピックでチームを率いたキャプテン、アンドリュー・アモンデなどが挙げられます。彼らはチームの成功に大きく貢献し、後進の選手たちの模範となっています。

直近の代表スコッド（パリ2024五輪）

直近の主要大会であるパリ2024オリンピックに向けた代表スコッドは以下の選手で構成されています。

ヴィンセント・オンヤラ (キャプテン)
ハーマン・フーワ
ジョン・オケヨ
ケビン・ウェケサ
ジョージオーロ・アンゲヨ
サミュエル・アサティ
ブライアン・タンガ
ニーゲル・アマイトサ
パトリック・オコンゴ
ラメク・ココヨ
クリサント・オイワング
* アントニー・ムボヤ

関連項目・外部リンク

ケニアラグビー全体としては、15人制の男子代表チームや、国際大会で活躍する7人制ラグビー女子ケニア代表チームも存在します。より詳しい情報については、ケニアラグビーユニオン公式サイトやワールドラグビーの関連ページ、またチームの公式SNSアカウント（X/旧Twitter, Facebook）を参照することができます。

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