8センチDVD

8センチDVDとは

8センチDVDは、その名の通り直径が8cmの小型DVDメディアです。通常のDVDが12cmであるのに対し、大幅に小型化されている点が特徴です。このサイズは、8センチCDと同じであり、小型化を追求するデバイスにおいて重要な役割を果たしました。

様々な呼称

8センチDVDは、その表記も様々で、「8cmDVD」や「8cm DVD」などと表記されるほか、「ミニDVD」「MiniDVD」「Mini DVD」「miniDVD」といった名称でも呼ばれることがあります。また、アメリカでは「3インチDVD (3 inch DVD)」と呼ばれることもあります。ただし、1インチは約2.54cmであるため、厳密には8センチDVDは3.15インチとなります。

容量と用途

8センチDVDは、片面1層で1.4GBのデータを記録できます。これは、標準画質の映像を約30分間記録するのに十分な容量です。このコンパクトさと記録容量から、主に小型化が求められるカムコーダ（ビデオカメラ）などに採用されてきました。

技術的特徴

記録容量は、標準的なDVDと比較すると少なくなっていますが、小型化のメリットは大きく、携帯性に優れた機器での利用に最適です。また、DVDの規格をベースにしているため、DVDプレーヤーでの再生が可能（対応機種に限る）であるという利点もあります。

ニンテンドーゲームキューブへの採用

8センチDVDの規格を一部変更したものが、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドーゲームキューブ」のメディアディスクとして採用されました。ゲームキューブは、独自のディスクフォーマットを採用することで、著作権保護の強化を図るとともに、ゲームソフトの小型化を実現しました。

容量比較

まとめ

8センチDVDは、その小型さと適切な記録容量から、特定のニーズに合わせた様々な機器で利用されました。特にカムコーダやゲーム機での採用は、その携帯性と利便性を高める上で重要な役割を果たしました。

関連項目

* miniDVD - CDの映像記録規格

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