@あっと!テレわか

テレビ和歌山（WTV）で放送されていた生放送の情報番組『@あっと!テレわか』（あっとてれわか）は、2006年 5月26日から2014年 3月28日まで、およそ8年間にわたり地域の情報を届けました。

番組開始時の特徴

番組が始まった当初、2006年5月からおよそ1年間は、金曜日の夜7時から9時までの2時間ワイド番組として放送されました。これは、それまで放送されていた『紀南まるごとTV』や『わかやまナウ!』（いずれも金曜夜）、そして『ライブマリーナα わかやまナイズ』（土曜昼）といった複数の情報番組を統合したものです。独立UHF局としては珍しい、夜のプライムタイムに2時間の生放送番組を編成するという意欲的な試みでした。番組のコンセプトには『みんなで創る和歌山情報サイト』が掲げられ、和歌山県や大阪府泉南地域のタウン情報だけでなく、視聴者参加型の企画や出演者による地域密着のロケコーナーなど、バラエティ豊かな内容で構成されました。前身番組から引き続いて出演するキャスターやリポーターもおり、番組開始当初から視聴者にとって馴染みのある顔ぶれも見られました。

帯番組への発展

放送開始からおよそ1年後の2007年 4月2日からは、さらに番組の体制が大きく変わります。平日夕方に放送されていた『ニュースライフラインわかやま』や、日曜夜の『和歌山経済マガジン』といった番組を統合し、『@あっと!テレわか』は平日夕方6時からの1時間番組として、帯番組へと発展しました。この編成変更に伴い、平日朝の番組縮小や、平日昼のニュース番組が終了するなど、テレビ和歌山全体の番組編成にも影響がありました。

帯番組化後の内容構成

帯番組となった『@あっと!テレわか』は、曜日によってその内容に違いが見られました。月曜日から木曜日の放送は『@あっと!テレわか NEWSスタイル』と称され、その日の県内ニュースを主軸に据えつつ、生活情報や専門家による解説など、日替わりの多様なコーナーが組み込まれました。ニュース報道に重点が置かれた構成でした。
一方、金曜日の放送は、番組開始当初の2時間ワイド時代の流れを色濃く受け継いでおり、「みんなで創る和歌山情報サイト」というコンセプトがより強調されていました。ニュースコーナーは他の曜日に比べて短縮され、地域情報やエンターテイメント性の高い企画が中心となりました。帯番組化当初は金曜日も1時間枠でしたが、わずか2ヶ月後の2007年 6月1日からは放送時間が1時間30分に拡大され、金曜日独自の特色が維持されました。金曜日の放送では、出演者が番組開始当初から使われている「みんなで創る和歌山情報サイト、@あっと!テレわか」というフレーズをコールするのが恒例でした。

主なコーナー

帯番組化後の『@あっと!テレわか』では、以下のような多様なコーナーが放送されました（時期によって変動あり）。

WTVニュース: 地域に密着したニュースを伝える。
@あっと!テレわかトピックス: 県内の旬な話題やイベントを取り上げる。火曜は田辺支局からの生中継も。
勝手に認定!わかやまコレクション: 金曜企画。出演者が県内各地の絶景やグルメなどを独自の視点で紹介・認定。
@あっと!まちネタ: 視聴者情報などを基に、地域のお店や施設をリポート。
* 目指せ100万歩!おばちゃんウォーク: 金曜企画。出演者が県内の駅を起点に街を歩き、地域の人々との交流などを目指す企画。

その他の特徴

夏の全国高等学校野球選手権和歌山大会期間中は、全試合実況中継のため番組は休止し、代替として夕方にストレートニュースが放送されました。番組を支えた出演者には、テレビ和歌山のアナウンサーや記者のほか、MC、アシスタント、そして個性豊かなリポーター陣が含まれ、地域に根差した多様な顔ぶれが番組を盛り上げました。

番組の終焉

およそ8年にわたり、和歌山の今を伝え続けた『@あっと!テレわか』は、2014年 3月28日の放送をもって終了しました。番組の歴史に幕を下ろした後、同年3月31日からは新たな情報番組『ニュース&情報 5チャンDO!』がスタートしました。

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