ニュース&情報 5チャンDO!

テレビ和歌山が平日夕方に生放送していた報道・情報番組に『ニュース&情報 5チャンDO!』があります。この番組は、2014年3月31日にスタートし、約4年間にわたり和歌山県の視聴者に日々の出来事や暮らしに役立つ情報を提供しました。これは、それまで放送されていた『@あっと!テレわか』の後を受けて開始されたものです。

番組の主な内容は、和歌山県内で発生したニュースや、生活に密着した様々な情報でした。生放送の形式をとることで、鮮度の高い情報を迅速に届けることを重視していました。県内の課題や季節ごとの話題、地域のイベント情報などが取り上げられ、県民の生活に寄り添う番組作りを目指していました。

放送期間中には、番組の刷新も行われました。2016年3月28日には、スタジオセットが一新され、番組の雰囲気もリフレッシュされました。しかし、2018年3月28日をもって番組は放送を終了。その後継としては、2018年4月2日から月曜日から木曜日には『6時のわかやま』が、金曜日には『WTVニュース』がそれぞれ放送を開始しました。

番組運営上の特徴として、毎年7月には高校野球に関連した対応がありました。この時期は、全国高等学校野球選手権和歌山大会の全試合がテレビ和歌山で実況生中継されるため、『ニュース&情報 5チャンDO!』は休止となりました。これは、番組の出演者やスタッフが高校野球中継の制作に動員されるためでした。番組が休止される期間の代替として、通常とは異なる時間帯である18時45分から18時55分までの短い時間、『WTVニュース』が放送され、ストレートニュースを伝える役割を担いました。これは雨天中止や休養日、日程の延期に対応するための措置としても機能しました。

番組には、日替わりで複数の出演者が登場しました。メインキャスター（MC）は曜日ごとに担当者が異なり、テレビ和歌山のアナウンサーや外部のキャスターが起用されました。例えば、月曜日は玉川恵さんと那須信吾さん、火曜日は高松良誠さんと中山奈奈恵さん、水曜日は中村隆之さん（テレビ和歌山アナウンサー）と川畑亜紀さん、木曜日は瀬村奈月さん（テレビ和歌山アナウンサー）と那須信吾さん、金曜日は山田みゆきさん（テレビ和歌山アナウンサー）がそれぞれ担当しました。ニュースキャスターとしては、岩崎悠真さん（テレビ和歌山アナウンサー）が金曜日のニュースを伝えました。さらに、リポーター陣も充実しており、県内各地からの情報を届けました。月曜日の新宅マキさん、火曜日の中元麗偉美さん、水曜日の五十嵐愛生さん、木曜日のマエオカテツヤさん、金曜日の近藤綾香さんらがリポーターとして活躍しました。

番組内には、多様な切り口で情報を伝えるための様々なコーナーが設けられていました。主要なものとしては、以下のコーナーがありました。

5チャンeye：毎日放送され、ニュースや旬の話題をより詳しく掘り下げて伝える企画でした。
あなたとDO!：こちらも毎日放送され、視聴者から寄せられた写真を紹介するコーナーで、視聴者参加型の企画として親しまれました。
ライブDO!：月曜日、水曜日、金曜日に放送され、簡易中継システムを用いて和歌山県内各地から生中継を行い、現地の情報を伝えるコーナーでした。
採れたて!松源マル得情報!：月曜日に放送され、地元のスーパーマーケットである松源の各店舗から、生中継でお得な情報を届ける企画でした。
この人にDO!：木曜日に放送され、話題の人物やニュースに関連する人物に焦点を当てて紹介するコーナーでした。
まちnakaサテライト!フォルテ：木曜日に放送され、和歌山市内の商業施設フォルテワジマにあるテレビ和歌山の公開スタジオから放送されました。これにより、地域住民が放送風景を間近に見る機会も提供されました。
週間ニュース 金曜ホットライン：金曜日に放送され、その週の主なニュースをゲストと共に振り返り、解説するコーナーでした。
ここ押し!：毎月第2および第4月曜日に放送され、和歌山県内で優れた活動を行っている企業や人物、独自の技術などにスポットライトを当てて紹介する企画でした。

これらの多彩なコーナーと地域に根差した情報提供を通じて、『ニュース&情報 5チャンDO!』は、約4年間にわたり和歌山県の「今」を伝える番組として、多くの視聴者に利用されました。生放送ならではの臨場感と、地域に密着したきめ細やかな情報で、県民の日常に寄り添う役割を果たした番組と言えるでしょう。

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