A・J・ジェンキンス

アルフレッド・アロンソ・ジェンキンス：NFLでの挑戦と記録

アルフレッド・アロンソ・ジェンキンス（Alfred Alonzo Jenkins）は、1989年9月8日生まれ、フロリダ州ジャクソンビル出身のアメリカンフットボール選手です。ポジションはワイドレシーバー（WR）。NFLの2チームでプレーしました。

大学時代：イリノイ大学での輝かしい実績

ジェンキンスはイリノイ大学で2008年から2010年までの3シーズンにわたりプレーし、レシーブで1,156ヤード、リターンで694ヤードを記録しました。2009年には、試合中にサイドラインでステイショナリーバイクに乗っていたことがアンスポーツマンライクコンダクトと判断される珍しい場面もありました。

2011年10月1日のノースウェスタン大学戦では、12回のキャッチで268ヤードを獲得、3つのタッチダウンをあげるという圧巻のパフォーマンスを披露しました。この試合でのレシーブ268ヤードは、イリノイ大学の記録を更新し、ビッグ・テン・カンファレンス史上でも歴代4位の記録となりました。この年、ジェンキンスは90レシーブ、1,276ヤード、8タッチダウンを記録し、カンファレンスのファーストチームに選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。

NFLスカウトコンバインでは、40ヤード走で4秒39という好タイムを記録し、そのスピードをアピールしました。

NFLでのキャリア：期待と現実

2012年のNFLドラフトでは、1巡全体30位という高い評価でサンフランシスコ・フォーティナイナーズに指名されました。これは、セントルイス・ラムズが2巡で彼を指名する可能性を考慮した上での指名だったと考えられていますが、この指名に対しては疑問の声も上がりました。ミニキャンプでは期待されたほどのパフォーマンスを発揮できず、6月20日に4年契約を結びました。

カイル・ウィリアムズとマリオ・マニンガムの負傷によりシーズン終盤の3試合に出場機会を得ましたが、わずか37回のスナップでのプレーにとどまりました。パスターゲットになったのもわずか1回で、レシーブを記録することはできず、レシーブ0回でシーズンを終えました。

2013年8月19日、ジェンキンスは2011年のドラフト1巡でカンザスシティ・チーフスに入団したWRジョン・ボールドウィンとのトレードでチーフスへ移籍。そこでは、前年までフォーティナイナーズに所属していたアレックス・スミスと再びチームメートとなりました。9月19日のフィラデルフィア・イーグルス戦でNFL初キャッチを記録しました。これは、彼がドラフトされてから511日後のことでした。

チーフスでは2シーズンで17回のレシーブにとどまり、2015年2月17日に解雇されました。その後、5月26日にダラス・カウボーイズと契約しましたが、シーズン開幕直前の9月5日に再び解雇されました。

大学時代には目覚ましい記録を打ち立て、ドラフト1巡で指名されるほどの才能を持ちながらも、NFLではそのポテンシャルを十分に発揮することができませんでした。しかし、彼の大学時代の活躍は、今もなお語り継がれています。

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
Illinois profile

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