A-CHIEF

A-CHIEF：80～90年代を駆け抜けたロックバンドの軌跡

1980年代後半から1990年代前半にかけて活動した日本のロックバンド、A-CHIEF。彼らが音楽シーンに刻んだ足跡を、結成から解散、そしてメンバーそれぞれのその後まで、詳しく見ていきましょう。

結成からメジャーデビューへ

A-CHIEFは、1980年代後半に結成されました。地道な活動を経て、1989年、人気音楽番組『三宅裕司のいかすバンド天国』（イカ天）に出演。「I Love You Forever」を演奏し、その骨太なロックサウンドで審査員から高い評価を受け、「大物になる」と評されました。番組内の人気投票コーナー『アマチュアバンドベスト10』では、4週連続1位を獲得するなど、大きな注目を集めます。

イカ天出演をきっかけに、A-CHIEFは1990年4月21日、日本コロムビアよりシングル「DAYLIGHTS」でメジャーデビューを果たします。その後、精力的に活動を続け、シングル5枚、アルバム3枚を発表しました。

解散とメンバーのその後

1991年11月1日、3枚目のアルバム『NAZARIS』発表後、A-CHIEFは解散しました。しかし、メンバーはそれぞれ音楽活動を継続しています。

江田智樹（ボーカル）: イカ天出場バンドであるDEFYERの元メンバー、朝井泰生とユニット「MANIA」を結成し、メジャーデビューも果たしました。現在は滝上修幸と共にRE:VIBEで活動しています。
滝上修幸（ギター）: 解散後は「D/FORCE」、「F-SONIC」といったユニットで活動し、テレビ東京の『ソングライトSHOW!!』に出演するなど活躍の場を広げました。現在は江田智樹と共にRE:VIBEで活動しています。
浅見博之（ベース）: 解散後は、著名なアーティスト、喜多郎のバックバンドを務めるなど、幅広い活動を展開。その後は地元山梨県で家業を継ぎながら、2006年から木暮武彦らと「Mt.DELICIOUS」を結成し活動しています。
古道圭一（ドラムス）: 解散後は「Ex-iT」、「Lapis Lazuli」といったバンドに参加し、原田龍二、本城未沙子、小野正利といったアーティストのバックバンドや、Every Little Thing、JAM Projectのサポートメンバーとしても活躍しました。現在、山口達也の弟・公次と共に「The Seventh Sense」を結成し、JAM Projectの松本梨香とのユニット「Tricycle」でも活動しています。さらに、元CRAZEの鈴木慎一郎のソロプロジェクト「Blood」にも参加するなど、多岐に渡る活動を見せています。

作品

A-CHIEFはメジャーデビュー後、数々の作品を発表しました。ここでは、日本コロムビアからのリリース作品を紹介します。

シングル

DAYLIGHTS（1990年4月21日）
どしゃぶりRainy Date（1991年1月1日）
I Love You, Forever！（1991年4月1日）
LEGEND OF LOVE（1991年10月21日）

アルバム

ROCKIDS（1990年5月21日）
Love Affair（1991年1月21日）
* NAZARIS（1991年11月1日）

結論

A-CHIEFは、短い活動期間ながらも、強烈なインパクトを残したロックバンドでした。彼らの音楽は、今も多くのファンに愛され続けており、メンバーそれぞれの今後の活躍にも期待が高まります。 A-CHIEFの音楽に触れて、その魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

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