AGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONE

AGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONEは、日本のハードコア・パンク、ヘヴィメタルシーンを代表するバンドの一つです。1983年に福岡県北九州市小倉で結成され、メジャー、インディーを問わず数多くの作品をリリースしてきました。

彼らの音楽性は、ハードコア・パンクを基盤としつつ、ヘヴィメタルやラウドロックの要素も取り入れた、アグレッシブでエネルギッシュなサウンドが特徴です。特にライブパフォーマンスは観客を巻き込む熱量が凄まじく、その迫力は多くのファンを魅了しています。

特筆すべきは、その活動の幅広さです。2004年に発表された8thアルバム『LYCAON'S DEN』では、エンセン井上など音楽シーン以外からも含めた総勢54名のアーティストがフィーチャリング参加しました。また、2009年の25周年記念トリビュートアルバム『真紅』と『真我』には、Dragon Ashやアグノスティック・フロントといった国内外の有名アーティストが参加し、彼らの音楽性の高さと影響力を改めて示しました。

AGGRESSIVE DOGSは、単に演奏活動を行うだけでなく、海外のハードコア・パンク、ラウドロックバンドを積極的に日本に招聘し、共にツアーを行うなど、シーンの活性化にも大きく貢献しています。また、自社レーベル「STOMPIN' GROUND」を主宰し、アグノスティック・フロントやSick of it allといった海外トップアーティストの作品もリリースしています。このレーベル活動からも、彼らの音楽に対する深い愛情と、シーン全体を盛り上げようという強い意志が伺えます。

バンドの歴史を振り返ると、1983年の結成以来、数々の試練と成功を経験してきました。1988年には1stアルバム『SHUT UP! FIELD OF THE DOWN』をリリースし、JR下関駅や小倉駅でのゲリラライブでは約3000人を集め、地元メディアでも話題となりました。1990年には2ndアルバム『TRUTH&NEWS! MEDIA!!』をリリースし、1991年にはプライベートオフィス「WILD KIDS」を設立。その後も、1995年に3rdアルバム『DON'T LEAVE BLOOD OUT』、1997年には自社レーベル設立と共に4thアルバム『COUNTER PLOT』を発表しています。

1998年には、全国のハードコアクルー「LYCAON」を結成し、UZI-ONEプロデュースのイベント「STOMPIN' NITE」をスタートさせました。1999年には5thアルバム『WE NEVER TRADE』をリリースし、日本人として初めて韓国でライブを開催しました。2000年には6thアルバム『SUCCED』をリリースし、2000年代に入ってからも、2002年にはルパン三世、GASTUNK、ラモーンズといった様々なトリビュートアルバムにも参加しています。2003年にはMURPHY'S LAWとの日本縦断ツアー、2004年には8thアルバム『LYCAON'S DEN』をリリース。2005年にはフジテレビ「僕らの音楽 Our Music」に出演するなど、その活動は多岐に渡ります。

2006年以降も、トリビュートアルバムへの参加や、アグノスティック・フロントとの日本縦断ツアー、海外のフェスティバルへの出演など、精力的に活動を続けています。2008年には25周年記念アルバムをリリースし、2009年には25周年記念トリビュートアルバム『真紅』『真我』を発表。さらに、クローズZERO2公開記念イベントへの出演や、海外のフェスティバルにも参加するなど、その活動は留まることを知りません。

AGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONEは、常に新しいことに挑戦し続け、日本のハードコア・パンク、ヘヴィメタルシーンを牽引する存在として、今後も注目を集めるでしょう。

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