AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会

AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会

AKB48の「19thシングル選抜じゃんけん大会」は、メンバーの運を基に選抜メンバーを決定する特別なイベントです。この大会により、2010年12月8日に発売される「チャンスの順番」の選抜メンバーが決まります。

イベントの概要

この選抜じゃんけん大会は、2010年7月10日と11日に国立代々木競技場第一体育館で行われたコンサート「サプライズはありません」の最終公演で発表されました。これまでの選抜方式とは異なり、特定の実績や知名度に基づかず、単純に運がそのまま結果に反映されるという新しい試みです。このため、新人メンバーやあまりメディアに登場しないメンバーも選ばれる可能性があり、「チャンスは全員平等」がテーマとなっています。

参加資格はAKB48の正規メンバー全員と、研究生の中から事前に行われたじゃんけん大会で勝ち残った者で、小野恵令奈は卒業により出場辞退しました。今回の組織には、SKE48は参加せず、SDN48のメンバーはミニライブやインタビューなどの形でサポート役として登場しました。

トーナメントの流れ

大会のトーナメントは抽選で決定され、コンサートの終盤に実施されました。年齢の若い順にくじを引く仕組みが採用され、トーナメントの公正性が保たれるよう配慮がなされています。

大会は2010年9月21日に日本武道館で開催され、司会はジョン・カビラ、主審には南海キャンディーズの山里亮太が務めました。特別ゲストとしてアントニオ猪木も登場し、彼の独特なパフォーマンスが会場を盛り上げました。このイベントの様子は、全国の映画館でも中継されました。

選抜メンバーの決定

大会では、ベスト16に残った16名が新シングルの選抜メンバーとなり、3回戦以降に敗退したメンバーは順位決定戦に進むシステムです。上位12名は「メディア選抜」と呼ばれ、テレビや雑誌での新曲プロモーションに参加できます。

じゃんけんのルール

試合は単純で、「じゃん・けん・ぽん」という掛け声のみで進行されます。衣装は自由ですが、装飾品は外す必要があります。あいこが発生した場合は再戦となり、相手の手を強要する行為は禁止されています。

結果と影響

優勝者は内田眞由美で、彼女にとっては初めての選抜入りかつセンターのポジションを獲得しました。彼女の挨拶には多くのファンが歓喜の声を上げました。一方で、他の選抜常連メンバーは次々に敗退し、メディア選抜に入れたのは唯一の小嶋陽菜のみとなりました。この結果は、選抜メンバーが誰もがチャンスをつかむ可能性があることを示す出来事となりました。

メディア展開

大会の録画はTBSで特別編として放送され、各種ニュース番組でも取り上げられました。また、選抜じゃんけん大会に関する公式ガイドブックやDVDもリリースされ、ファンにとって貴重な記録となることでしょう。

このように、AKB48の19thシングル選抜じゃんけん大会はただの音楽イベントを越え、メンバー達に新たなチャンスと刺激を与える重要な役割を果たしています。

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