ALICE MEMORIAL 1972〜1975

『ALICE MEMORIAL 1972〜1975』は、1980年3月にリリースされたアリスの2枚組ベスト・アルバムです。アリスのデビューから初期の活動を網羅した内容で、1972年～1975年に発表されたシングル曲やアルバム収録曲の中から厳選された楽曲が収録されています。

アリスがポリスターレコードへ移籍した後にリリースされた作品であり、初期の代表曲をまとめて聴けるという点で、ファンにとっては貴重な一枚となっています。同年6月には、続編となる『ALICE MEMORIAL 1976〜1979』もリリースされ、アリスの活動を年代順に振り返ることができる構成となっています。

1993年には初CD化され、1998年にも再リリースされています。CD版では、DISC 1にオリジナルLPのSIDE 1とSIDE 2、DISC 2にSIDE 3とSIDE 4が収録されており、LPレコードの構成を忠実に再現しています。

収録曲は以下の通りです。

SIDE 1
走っておいで恋人よ (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:青木望)
さよなら昨日までの悲しい思い出 (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:青木望)
アリスの飛行船 (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:Head)
ティンカベル (作詞:谷村新司 / 作曲:堀内孝雄 / 編曲:Head)
移り行く時の流れに (作詞:谷村新司 / 作曲:堀内孝雄 / 編曲:Head)
明日への讃歌 (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:Head)

SIDE 2
愛の光 (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:木田高介)
おまえ (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:アリス・木田高介)
誰もいない (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:アリス・木田高介)
白い夏 (作詞:堀内孝雄・矢沢透 / 作曲:矢沢透 / 編曲:アリス・木田高介)
帰り道 (作詞:谷村新司 / 作曲:堀内孝雄 / 編曲:アリス)
青春時代 (作詞:なかにし礼 / 作曲・編曲:都倉俊一)

SIDE 3
青春の影 (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:青木望)
涙化粧 (作詞:松本隆 / 作曲・編曲:渋谷毅)
走馬燈 (作詞:谷村新司 / 作曲:堀内孝雄 / 編曲:青木望)
かもめ (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:青木望)
青春ノート (作詞:なかにし礼 / 作曲・編曲:都倉俊一)
二十歳の頃 (作詞:なかにし礼 / 作曲・編曲:都倉俊一)

SIDE 4
紫陽花 (作詞:谷村新司 / 作曲:堀内孝雄 / 編曲:青木望)
想春賦 (作詞・作曲:矢沢透 / 編曲:青木望)
黒い瞳の少女 (作詞:谷村新司 / 作曲:堀内孝雄 / 編曲:矢沢透)
ポイント・アフターの夜 (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:篠原信彦)
やさしさに包まれて (作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:矢沢透)
今はもうだれも (作詞・作曲:佐竹俊郎 / 編曲:矢沢透)

これらの楽曲を通して、アリスの初期の音楽性や、谷村新司、堀内孝雄らメンバーの個性が色濃く反映された世界観を堪能することができます。アリスのファンはもちろん、ニューミュージックに関心のある方にとっても、聴き応えのあるアルバムと言えるでしょう。

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