ALL TOGETHER (プロレス興行)

ALL TOGETHER（オール・トゥギャザー）

ALL TOGETHERは、日本のプロレス界におけるチャリティー興行であり、主に東日本大震災の復興を目的とした取り組みです。最初のイベントは2011年に行われ、以来プロレス団体が協力し、支援の輪を広げてきました。

背景

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、日本全土に深刻な影響をもたらしました。この現状を受け、東京スポーツは「団体の枠を越えて協力し、ビッグ・チャリティーマッチを開催すべきだ」との提案を行い、これが初回の ALL TOGETHER開催のきっかけとなりました。

2011年4月18日、日本武道館にて記者会見が開かれ、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの各団体の代表が出席し、復興支援チャリティー興行の開催を発表しました。このイベントは、1979年に開催された「プロレス夢のオールスター戦」以来、32年ぶりのメジャー3団体合同興行でもありました。

イベント開催

第1回目となる2011年の武道館大会は、すぐに完売となる人気を博し、入場者から集まった募金は日本赤十字社に寄付されました。特に注目すべきは、出場選手たちの献身であり、総勢82名が一堂に会し、その意義に賛同したのです。

続いて、2012年2月19日には第2回目のイベントが仙台で開催され、地元の復興支援を目的とした企画が支持されました。選手の選考や試合形式を見直し、より厳選されたメンバーが出場し、成長したプロレス界の協力体制が示されました。

その後、2023年には第3回目の「ALL TOGETHER AGAIN」が両国国技館で開催されました。この大会はアントニオ猪木への追悼の意を込めたもので、選手たちのサイン会や公開記者会見も行われ、盛り上がりを見せました。

さらに、2024年には新たに「日本プロレスリング連盟」が発足し、これを記念するチャリティ大会が日本武道館で行われることが決定しました。この大会も能登半島の復興支援を目的とした実施となり、プロレス界が一丸となって地域を助ける姿勢が継続しています。

公式テーマソングとメディア

ALL TOGETHERの公式テーマソングには、FUNKISTの「ALL TOGETHER」が使用されています。これは、プロレスファンをはじめ多数の人々に親しまれており、イベントの大切な一部となっています。また、開催された大会はテレビ中継やDVD販売など、様々なメディアでも取り上げられ、広く認知されています。

まとめ

ALL TOGETHERは、プロレスラーの団結の象徴として、またチャリティ活動の重要性を示す舞台として、今後も多くの人々に支持されることが期待されます。毎回、現地の復興を助け、参加者全員が一つになり、強い絆を形成し続けている姿勢は、今後の活動にも大きな影響を与えることでしょう。今後もこのような取り組みが続き、さらなる支援の手が広がることを願っています。

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