AMADORI

AMADORI（あまどり）

AMADORIは、日本の女性シンガーとして知られ、その音楽活動は佐賀県にルーツを持ちます。1981年3月31日に誕生し、O型。佐賀県武雄市で育ち、佐賀県立武雄高等学校を卒業後、音楽への情熱を追求するため2000年に上京しました。

上京後、AMADORIは音楽ユニット「windy hill」を結成し、キャリアをスタートさせます。しかし、このユニットは結成からわずか1年後の2001年に活動を休止。これを機に、彼女はソロアーティスト「AMADORI」として新たな道を歩み始めました。

「AMADORI」というアーティスト名は、彼女自身が命名したもので、アマツバメの古称に由来しています。公式サイトによると、「雨の中を飛ぶ鳥のイメージ」からインスピレーションを得ており、そこに「切なく悲しくも、力強い存在であり続ける」という意味が込められているとのこと。この名前は、彼女の持つ繊細さと芯の強さを併せ持つ歌声や音楽性にも通じるものがあります。

ソロ活動を経て、AMADORIは2005年にシングル「光～大切にするべきはその手～」で待望のメジャーデビューを果たします。この楽曲は、その感動的な旋律と歌詞が評価され、映画『いぬのえいが』の挿入歌、TBS系人気番組『チューボーですよ!』のエンディングテーマ、さらには映画『樹の海』の主題歌として使用されるなど、多方面で注目を集めました。メジャーデビュー後も精力的に活動を展開し、同年8月にはシングル「流星」、11月にはシングル「そばにいるから」をリリース。「そばにいるから」は、人気アニメシリーズ『NARUTO -ナルト-』の11代目エンディングテーマに採用され、幅広い層にその存在を知らしめました。

アルバム作品としては、メジャーデビュー前の2004年3月にミニアルバム「Five Kisses」を発表。メジャーデビュー後の2005年12月にはフルアルバム「Calling!!」をリリースし、その歌唱力と世界観をより深く表現しました。さらに、2007年12月にはカバーアルバム「Bittersweets」を発表し、多様な楽曲に対する彼女独自の解釈と表現力を見せました。

ディスコグラフィーには、これらの主要作品に加え、様々な企画への参加も含まれます。2003年にはオムニバス盤「amaranth~MULTICOLORED」に楽曲「人魚」で参加。2004年のV.A.「BeTI-Beyond the influences」では、マーヴィン・ゲイの楽曲「AIN'T NOTHING LIKE THE REAL THING」のカバーを披露しました。また、大畑雄一とのカバースプリットシングル「Two of us」（2005年）や、映画『いぬのえいが』関連のオムニバス盤への別バージョン楽曲収録、プリンセス・プリンセスへのトリビュート盤「14プリンセス～PRINCESS PRINCESS CHILDREN～」（2006年）への参加など、幅広い活動を展開しました。2009年には、DJ OKAWARIのアルバム「MIRROR」にフィーチャリング参加し、「You Gotta Be」でその歌声を届けています。

AMADORIは、その名前が象徴するように、切なさと力強さを兼ね備えた独特の歌声で、聴く者の心に深く響く楽曲を生み出してきました。数々のタイアップや企画参加を通じて、その才能は多くの人々に届けられ、日本の音楽シーンにおいて確かな足跡を残しています。

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