AMAZONS

AMAZONS（アマゾンズ）

AMAZONSは、日本の女性ボーカルグループとして1985年に結成されました。彼女たちは「日本初の歌って踊れる女性コーラスグループ」を自負し、多彩な音楽シーンで活躍しています。特にニューミュージック、R&B、AOR系のアーティストたちのバックコーラスで知られ、様々な著名アーティストとコラボレーションしてきました。

メンバーとその来歴

AMAZONSのメンバーは、斉藤久美、大滝裕子、吉川智子の三人で構成されています。彼女たちは1984年にマリーンのツアー「LOOKING FOR LOVE」にバックコーラスとして参加したことがきっかけで集まりました。1985年には、大滝が吉川の後任を探し、そこで出会ったことが結成のきっかけとなります。この年に行われたマリーンの「BE POP LIVE」ツアーにもAMAZONSとして参加しました。

デビューは1987年11月で、CBS・ソニーより「GLORIOUS GLAMOUROUS」をリリースしました。このデビューシングルは、彼女たちの歌唱力とコーラス技術が高く評価され、以降の活動に繋がります。1988年には、CBS・ソニーの創立20周年を祝うユニット「NEW BLOOD」にもメンバーとして参加し、新たな展開を見せました。

変遷と活動の中断

1992年には、所属事務所をキティアーティストからキャナルミュージックに移し、レコード会社もSony Recordsからフォーライフ・レコードに変更しました。しかし、1995年には両社を退所し、個々の活動にシフトすることになります。このため、AMAZONSとしての活動は一時休止状態に入りました。

活動再開と記念碑的なリリース

2005年、活動20周年を迎えた彼女たちは、再び集まり音楽活動を再開しました。2006年には、結成20周年を記念してアルバム『AMAZONS』をリリースし、顕在化した彼女たちの存在をアピールしました。この作品は、ファンにとって記念碑的なリリースとなり、再び注目を浴びることになります。

エピソード

彼女たちの活動の中でも特筆すべきは、1985年の松任谷由実の「DA・DI・DA」ツアーです。このツアーでは、元々大滝が参加する予定でしたが、低音担当者の降板により、吉川の参加が決まります。また、その後中音担当者が降板する運びとなり、斉藤と大滝の参加要請が行われましたが、斉藤は他のコンサートの関係で参加できず、坂井利衣がその役割を担うことになりました。このようなエピソードは、グループの意思疎通や協力の重要性を示しています。

音楽的実績

AMAZONSはその活動を通じて多くのアーティストらのバックコーラスやサポートを行ってきました。関与したアーティストには、久保田利伸、米米CLUB、松任谷由実、鈴木雅之など、錚々たるメンバーが名を連ねています。彼女たちの専門的なコーラス技術と洗練されたハーモニーは、多くの楽曲をより魅力的にする大きな要因となっています。

彼女たちの音楽遍歴は、多様性と進化を重ねながら、現在も続いていくことでしょう。

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