ANCHOR (エンターテインメント企業)

aNCHOR株式会社：日本のエンターテインメント企業

株式会社aNCHORは、ゲームソフトウェア、アニメーション、模型作品の企画、制作、販売を主な事業とする、日本のエンターテインメント企業です。エイベックス・ピクチャーズ株式会社の連結子会社として、高い知名度と実績を誇ります。

設立と歴史

2011年5月、株式会社イクストルとして設立されました。当初は、吉宗綱紀氏やアージュ作品のライセンス管理を主な業務としていました。設立に際しては、株式会社アシッドとの著作権譲渡契約が締結され、株式会社MAGES.の特別顧問（当時）である中西孝氏が代表取締役に就任しました。その後、アシッド社の社員の一部がイクストルへ移籍し、企業運営が始まりました。

2017年7月、アニメーション制作における繋がりがあったエイベックス・ピクチャーズが株式の大半を取得し、aNCHORは同社の子会社となりました。2018年4月には代表取締役が交代し、岩永朝陽氏が就任。同年6月には、社名を株式会社anchorに変更しました。さらに2019年7月には、現在の社名である株式会社aNCHORへと変更されています。2022年6月には代表取締役が前野展啓氏に交代し、現在に至ります。本社所在地も設立当初の東京都千代田区から、杉並区、千代田区外神田、世田谷区池尻を経て、2023年4月現在では港区三田に位置しています。この間、資本金の増資や、文化放送、グッドスマイルカンパニーといった企業からの資本参加などもありました。2018年にはTHINKR社を子会社化しました。

主要事業と作品

aNCHOR株式会社は、多岐に渡るエンターテインメント事業を展開しています。特に、アニメーション制作とゲーム制作においては、数々の話題作を生み出しています。

アニメーション

トータル・イクリプス (2012年、共同制作：サテライト)
シュヴァルツェスマーケン (2016年、共同制作：LIDENFILMS)
ネコぱらOVA (2017年、共同制作：FelixFilm)
マブラヴ オルタネイティヴ (2021年 - 2022年、アニメーション制作：FLAGSHIP LINE、ゆめ太カンパニー×グラフィニカ)

これらの作品は、高いクオリティと人気を誇り、国内外で高い評価を得ています。

ゲーム

aNCHORは、様々なプラットフォーム向けにゲームをリリースしています。代表的なタイトルとしては、『マブラヴ』シリーズが挙げられます。

マブラヴシリーズ (Xbox 360、PlayStation 3、PC、PlayStation Vitaなど)
シュヴァルツェスマーケンシリーズ (PC)
マブラヴ オルタネイティヴ ネクストアンサー (モバイル)
マブラヴ オルタネイティヴ ストライク・フロンティア (オンライン)

これらのゲームは、魅力的なストーリーと、洗練されたゲームシステムで人気を博しています。

その他事業

ゲームやアニメーション制作以外にも、タレントマネジメントにも取り組んでいます。吉田有希氏など、複数のタレントをマネジメントしています。

主要取引先

aNCHOR株式会社は、多くの企業と取引関係を築いています。取引先は、ゲーム業界、アニメ業界、エンターテインメント業界の主要企業が名を連ねています。主な取引先として、以下の企業が挙げられます。

アイオウプラス
アマニタ
KADOKAWA
グッドスマイルカンパニー
SANKYO
SEKAI PROJECT
創通
EXNOA
テレビ東京
Tokyo Otaku Mode
文化放送
MAGES.

これらの企業との連携により、aNCHORは事業を拡大し、更なる発展を目指しています。

まとめ

aNCHOR株式会社は、ゲーム、アニメ、フィギュアなど、多様なエンターテイメント事業を展開する成長企業です。エイベックス・ピクチャーズの子会社として、安定した経営基盤を築きながら、数々のヒット作を生み出しています。今後の展開にも注目が集まります。

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