ANIME+

ANIME+の概要

『ANIME+』は、日本のBS11で放送される深夜アニメの枠であり、その歴史は2007年12月1日のBS11開局当初にさかのぼります。この枠では主に中高生から20代にかけての若者をターゲットにしたアニメやOVA（アニメーション映像）を中心に放送されています。また、一部の実写番組も含まれています。開局以来、BS11は日本BS放送の登録商標名を用い、放送を行ってきました。

この放送枠が設立される背景には、初代社長の山科誠がバンダイの創業者の息子であることが影響しています。そのため、バンダイナムコグループに関連した自社制作や提供作品が非常に多く放送されています。特に、開局当初からの主要作品は、バンダイビジュアルに商標権があったものの、2022年には日本BS放送に移行しました。

また、角川グループとも関係があり、KADOKAWAの原作作品や製作にも積極的に関与しています。このように、バンダイナムコやKADOKAWAだけでなく、ソニーグループのアニプレックスや他の制作会社が参加した作品も多くラインナップされています。

放送の変遷

放送枠の拡大は段階的に行われ、初期には金曜日と土曜日の23時から1時までの4時間体制でスタートしました。2012年には深夜3時台にも枠が設けられましたが、その後1時台に集約されています。また、全曜日にわたって0時台に番組が放送されるようになり、現在に至ります。特に、各クールで100本以上のアニメが放送されることもあり、多様なジャンルのアニメが放送されています。

特に注目すべきは、毎年の改編期において放送されるガイドブック「BS11Anime版」があることです。これには、全アニメ番組の放送日時がまとめられており、ファンにとって大変便利な情報源となっています。

TOKYO MXとの関係

『ANIME+』は、独立系のTOKYO MXと深い関係にあります。この関係は、深夜アニメの放送面でのシンクロニシティを実現し、視聴者が地域に関係なく同時に作品を楽しめるような仕組みを作っています。特に、大晦日には特別番組として映画や特別番組が同時放送されることもあります。このような放送の仕組みは、全国ネットの深夜アニメ放送における視聴可能性を高めるための一環です。

現在の放送形態

現在の『ANIME+』は、主に23時から0時または1時台に番組が編成されており、特別にミニ番組やショートアニメが不定期に放送されています。開局以来、この枠は強力な深夜アニメの供給元として位置付けられ、BS11が編成したアニメ番組が続々と放送されています。

また、2021年以降には、テレビ放送に関連した動画配信サービスの展開も行われており、視聴者が自分の好きなタイミングでアニメを楽しむことができるようになっています。

結論

『ANIME+』は、BS11における重要な深夜アニメ枠として、幅広いジャンルのアニメを放送し続けています。その多様な番組編成や関連企業との連携は、視聴者にとって魅力的な選択肢を提供しています。今後もアニメファンに喜ばれる作品が続々と放送されることでしょう。

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