AQUA5

AQUA5（アクアファイブ）について

AQUA5（アクアファイブ）は、宝塚歌劇団の雪組から誕生した男役スターのユニットで、2007年に結成されました。このユニットは、同年8月25日に大阪の長居スタジアムで行われた世界陸上の開会式に合わせて活動を開始しました。メンバーには水夏希、彩吹真央、音月桂、彩那音、そして凰稀かなめの5人が名を連ねており、それぞれが離団する時期を迎えるまで、彼らの活動に注目が集まりました。

メンバーの退団歴

各メンバーは、さまざまな理由で退団を決断しました。水夏希は2010年9月12日、彩吹真央は同年4月25日、音月桂は2012年12月24日、彩那音は2011年11月20日にそれぞれ宝塚を去りました。凰稀かなめは2009年に星組へ異動し、その後2011年には宙組へ進み、2015年に退団します。彼女の退団によって、AQUA5の活動は終息を迎え、全メンバーが宝塚を去りました。

活動の軌跡

AQUA5は、結成からしばらくの間、次々とシングルやアルバムをリリースし、ファンの心をつかみました。最初のシングルは2007年11月21日に発売された『TIME TO LOVE』で、これはゴスペラーズの安岡優による作詞と、酒井雄二による作曲が手掛けた作品です。続いて2008年には、他にも「AQUAの地球」という曲が収録されたCDや、セカンドシングル「AQUA FEEL AQUA SOUL」、さらにはサードシングル「シラユキ」などをリリースしました。

特に注目されたのが、2009年3月18日に発売した1stアルバム「AQUA5」であり、CD発売に伴って音楽番組やバラエティ番組に多数出演しました。彼らは「宝塚の現役男役スターユニット」としてその名を馳せ、2009年6月には初のコンサートを赤坂BLITZで開催しましたが、凰稀かなめは怪我のため不参加となり、他の4人のみがパフォーマンスを行うことになりました。

その後、凰稀の組替えがあったため、AQUA5の活動は少しずつ減少し、2010年4月に退団を果たす彩吹真央のサヨナラ特集にメンバー全員が登壇し、これが5人揃った最後の仕事となりました。最後の活動は、2010年4月5日の『関口宏の東京フレンドパークII』への出演でした。

ユニット名の由来

ユニット名「AQUA5」は、当初考えられていた候補の一つに「MAKAO」という名前もありました。これはメンバー各自の芸名または愛称のイニシャルを組み合わせたものでした。このように、ユニット名にはメンバー間の絆が込められています。

主な出演活動

AQUA5は多くのイベントに出演し、2007年の世界陸上選手権の開会式や、プロ野球マツダオールスターゲームでの国歌斉唱など、幅広い活動を展開しました。また、様々なテレビ番組にも出演し、特に『うたばん』や『NHK歌謡コンサート』などで、その実力を披露しました。彼らの音楽活動は、今もなお多くのファンに記憶されています。

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