AS〜エンジェリックセレナーデ

ゲーム概要

『AS〜エンジェリックセレナーデ』は、工画堂スタジオくろねこさんちーむによって製作されたコンピューターゲームです。最初は2002年3月29日にWindows 98/Me/2000/XP対応ソフトとして発売され、その後、2003年にはCDからDVDへの移行に伴い、リニューアル版『AS DVD 生まれたばかりのLoveSong』がリリースされました。プレイヤーは、魔法楽器「フォルテール」を使いながら、音楽や冒険に没頭することができます。その魅力は、ゲーム内に存在するキャラクターたちや豊かなストーリー展開にあります。

また、このタイトルは工画堂スタジオが運営する携帯電話サイト『エンジェリックタウン』でもプレイ可能です。さらに、スクウェア・エニックスからはこの作品を基にしたライトノベルも販売されています。

ストーリー

プロローグ

物語の主人公である音楽家クラビスは、「何か」を求めて放浪の旅を続けていました。ある日、彼は「天使の街フォンティーユ」にたどり着き、そこで不思議な少女ラスティと出会います。彼女の歌に触れると、クラビスが持っていた白い羽根が神秘的な光を放ち、彼はラスティに強く惹かれることになります。フォンティーユに留まることを決意したクラビスは、宿屋でフィア・ノートと出会い、地域の司祭との面会を経て、町の歴史や天使の羽根にまつわる忌まわしい過去に触れます。

その後、彼は不運にもクマに襲われかけ、魔法薬を探しにウィネス魔法店へ行きますが、その店主であるサーリアとのドタバタ劇に巻き込まれます。このように、クラビスはさまざまな人々や事件と出会いながら、運命を切り開いていくのです。

キャラクター紹介

• - クラビス・コーア：主人公であり、魔法演奏楽器「フォルテール」を操る旅人。不老の肉体を持ち、200年以上も旅を続けている。
• - ラスティ・ファースン：オッドアイの少女で、言語を持たないが歌を歌う力を持つ。12歳で、神秘的な存在。
• - フィア・ノート：宿屋『アンクルノート』の経営者である明るい少女。年齢は16歳で、多様な表情を見せるキャラクター。
• - サーリア・ウィネス：ウィネス魔法店の少女店主で、無邪気だがドジな一面を持つ。16歳。
• - アルテ・セーマ：宿屋で踊り子をしている盲目の女性。19歳で、おしとやかで優れた洞察力を持つ。
• - ステファ・ランクレー：クラビスの夢の中に現れる謎の少女で、彼の過去を知っている。

開発に関する情報

このゲームのキャラクターデザインは、成瀬ちさとが担当し、シナリオは小林且典が手掛けています。彼らは共にディレクターの貝阿弥からのオファーを受け、開発に参加しました。また、ゲームの音楽は高野ふじおが担当し、プレイヤーの没入感を高める役割を果たしています。

反響と関連商品

『AS〜エンジェリックセレナーデ』は、その独自性により当時のくろねこさんちーむの作品の中でも最多の出荷数を記録しました。また、関連商品として、イラスト資料集や小説版、ドラマCDなども発表され、多くのファンに支持されています。

以上のように、『AS〜エンジェリックセレナーデ』は魅力的な世界観とキャラクターが織りなす壮大な音楽の旅を提供するゲームとして、多くのプレイヤーに影響を与え続けています。

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