ASTURIAS

ASTURIAS (アストゥーリアス)とは

ASTURIASは、作曲家、編曲家、プログラマーである大山曜を中心とするプログレッシブ・ロックユニットです。ユニット名は、イサーク・アルベニスの「スペイン組曲」の一曲「ASTURIAS」に由来します。

概要

1988年に大山曜のソロプロジェクトとしてデビュー。初期は多重録音による作品を発表し、活動を休止しました。2003年に活動を再開し、アコースティック編成のACOUSTIC ASTURIAS、ロックバンド編成のElectric Asturiasといった形態でも活動を展開しています。プログレッシブ・ロックを基盤に、クラシック音楽やニューエイジ音楽の要素を取り入れた、独自の音楽世界を追求しています。

3つの形態

ASTURIASには、以下の3つの形態があります。

ASTURIAS: 大山曜による多重録音プロジェクト。初期のアルバム制作はこの形態で行われました。上野洋子（ZABADAK）などがゲスト参加しています。
ACOUSTIC ASTURIAS: アコースティック楽器によるチェンバー編成。大山曜の楽曲に加え、筒井香織や川越好博の楽曲も演奏します。
Electric Asturias: ロックバンド編成。ジャズロックバンド「FLAT122」のメンバーが参加しています。

経歴

1988年: 1stアルバム『Circle in the Forest』でデビュー
2003年: ACOUSTIC ASTURIAS結成
2006年: ACOUSTIC ASTURIASがavex ioからメジャーデビュー
2009年: Electric Asturias結成
2010年: Electric Asturiasがポルトガルのフェス「Gouvea Art Rock 2010」に出演
2013年: Electric Asturiasがアメリカのフェス「RoSfest 2013」に出演
2014年: Electric Asturiasが「Cruise to the Edge 2014」に出演
2017年: Electric Asturiasがアメリカのフェス「RoSfest」参加時のライブDVDをリリース。「Cruise to the Edge 2017」に出演
2019年: Electric Asturiasが「Cruise to the Edge 2019」に出演

音楽の特徴

ASTURIASの音楽は、一般的にプログレッシブ・ロックとして認識されています。大山曜自身もそのように認識しており、難解さを目的とせず、リスナーに分かりやすい音楽を目指しています。楽曲はインストゥルメンタルが中心で、神秘的、シリアス、クール、美しい雰囲気を持ち、ドラマティックな展開が特徴です。クラシック的な器楽と電子楽器を融合させたサウンドもASTURIASの大きな魅力です。

大山曜は作曲について、「自然の情景や文学からインスピレーションを受ける」と語っています。

メンバー

各形態のメンバーは以下の通りです。

Asturias
大山曜 (コンピューター・プログラミング、シンセサイザー、ギター、ベース、パーカッション)
Acoustic Asturias
大山曜 (ギター)
北川とわ (ピアノ)
星野沙織 (ヴァイオリン)
関口太偲 (ピアノ)
佐野まゆみ (チェロ)
Electric Asturias
平田聡 (ギター)
テイセナ (ヴァイオリン)
田辺清貴 (ドラムス)
大山曜 (ベース)
中村エイジ (キーボード)
Quartet Asturias
テイセナ (ヴァイオリン)
森田綾乃 (ヴァイオリン)
世川すみれ (ヴィオラ)
清水亜裕美 (チェロ)

ディスコグラフィー

Asturias
Acoustic Asturias
Electric Asturias

外部リンク

ASTURIAS official site
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* 大山曜　Twitter

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