ASUS Pad TF700T

ASUS Pad TF700Tについて

ASUS Pad TF700Tは、ASUSによって2012年7月に発表されたAndroidタブレットです。この製品は、特に高い解像度や便利なモバイルキーボードドックの付属が特徴です。また、日本国外ではAsus Transformer Pad Infinity TF700Tという名前でも知られています。日本市場では、2012年8月に販売が開始されました。前のモデルであるAsus Eee Pad Transformer Prime TF201に続いてのリリースです。

主な特徴と仕様

このタブレットは、10.1型のIPS液晶ディスプレイを搭載し、1920×1200ドットの解像度を持っています。これにより、優れた画質が実現されています。また、画面はゴリラガラスで保護されており、耐久性も高いです。カメラ機能に関しては、フロントに200万画素、バックにはオートフォーカス機能を持つ800万画素のCMOSセンサーが搭載されています。さらに、各種センサーも備えており、重力センサーや電子コンパス、光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、GPSが含まれています。

モバイルキーボードドック

このタブレットには、64GBモデルにモバイルキーボードドックが付属しています。このドックには、キーボード、タッチパッド、SDカードリーダー、USB2.0ポートが装備されており、使い勝手が向上しています。特筆すべきは、モバイルキーボードドックにもバッテリーが内蔵されているため、タブレットと接続することで駆動時間を延長できる点です。これにより、外出先でも長時間の使用が可能になります。

TF201からの進化

ASUS Pad TF700Tは、前モデルであるTF201からいくつかの重要な改良を受けています。まず、画面解像度がフルHDに向上し、鮮明な視覚体験が提供されています。CPUも進化し、NVIDIA Tegra 3 のT33を搭載し、クロックスピードは1.7GHz（1コア時）、1.6GHz（4コア時）となりました。メモリはDDR2からDDR3に変更されており、これによりデータ処理速度が向上しています。また、Bluetoothは3.0にアップグレードされ、フロントカメラの画質も改善されました。

また、液晶のガラス強度が25%向上し、耐久性が増しています。一方で、トータル重量は598gとなり、少しだけ重くなったものの、持ち運びやすさは保たれています。なお、32GBモデルではキーボードは付属しません。

ソフトウェア

ASUS Pad TF700Tは、初期出荷時にはAndroid 4.0.3が搭載されていましたが、その後、Android 4.1.1を経てAndroid 4.2.1までのアップデートも行われました。これにより、最新のアプリケーションや機能が利用可能となり、ユーザー体験が向上しました。

結論

ASUS Pad TF700Tは、高解像度ディスプレイ、高性能なプロセッサ、便利なモバイルキーボードドックなど多くの優れた機能を備えたタブレットです。このデバイスは、日常の使用からビジネスまで幅広いニーズに応えることができる信頼性の高い選択肢となっています。

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