AZUのラジオ

『AZUのラジオ』は、ラジオ大阪で2006年1月から2007年12月まで放送されたラジオ番組です。人気声優の甲斐田ゆきさん、竹内順子さん、皆川純子さんの3名がパーソナリティを務め、深夜のリスナーを魅了しました。番組名の『AZU』は、歌手のAZUさんとは一切関係がなく、パーソナリティ3名それぞれの名前の頭文字からとられたものではないようです。

放送開始当初は、毎週日曜深夜28時30分から29時（月曜4時30分から5時）の30分番組としてスタートしました。初回放送は1時間スペシャルとして放送されました。ラジオ大阪では番組開始時刻を5時として扱っているため、番組表上では1週間の最終番組として掲載されていましたが、実際はメンテナンス放送休止時間帯の後、事実上は1週間最初の番組という位置づけでした。

2007年10月7日からは、放送時間が日曜深夜24時から24時30分に移動しました。この時間帯変更に伴い、それまでこの枠で放送されていた別の番組は、別の曜日と時間帯に移動しました。そして、2007年12月30日をもって『AZUのラジオ』は放送終了となりました。

3人のパーソナリティは全員声優として活躍していましたが、放送時間帯が4時30分から5時だった頃は、アニラジ枠である『V-STATION』には含まれておらず、公式サイトにも掲載されていませんでした。しかし、時間移動後は『V-STATION』に組み込まれるようになりました。

番組は、フリートークをメインに、リスナーから寄せられたメールを紹介するコーナーや、お取り寄せグルメを紹介するコーナーなどが展開されていました。また、『おめざのコーナー』は時間移動後『お夜食のコーナー』に、『夜明けのコーナー』は『夜更けのコーナー』へと名称が変更されました。番組進行役は、前回放送のエンディングでジャンケンに負けた人、または、くじ引きなどで選ばれた人が務めていました。

番組を彩った音楽にも注目です。オープニングテーマは、2006年はazuさんの「サウザンド・ナイツ」、2007年1月から6月まではUZAさんの「Wake up」、7月以降はazuさんの「はじまりの予感」が使用されました。エンディングテーマは、放送期間を通して様々な楽曲が使用され、UZAさんの楽曲のほか、他のアーティストや声優の楽曲も使用されました。具体的には、2006年はUZAさんの楽曲が中心で、月ごとに異なる曲が使用されました。2007年も同様にUZAさんの楽曲が中心でしたが、他のアーティストや声優の楽曲も取り入れられていました。これらの楽曲は、番組の雰囲気をさらに盛り上げていました。

提供は、3月まではインターチャネル、それ以降はインデックスミュージックが担当しました。ディレクターは小林順氏、構成作家は正岡謙一郎氏が務めていました。番組はラジオ大阪で放送され、公式ウェブサイトでも番組情報が公開されていました。多くのリスナーに愛された『AZUのラジオ』は、個性豊かなパーソナリティと魅力的なコーナー、そして選曲によって、深夜のリスナーに多くの笑顔と感動を与えた番組と言えるでしょう。

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