Adobe Edge Animate

Adobe Edge Animate（旧名: Adobe Edge）は、アドビが開発したウェブ開発ツールであり、HTML5、JavaScript、CSS3といった最新のウェブ技術を駆使して、インタラクティブなウェブコンテンツを作成するためのソフトウェアでした。

概要

2011年8月1日、アドビは、ウェブブラウザ上で動作するコンテンツ向けの新しいマルチメディア制作ツールとして、Edgeの開発とプレビュー版の公開を発表しました。このツールは、当時主流であったFlashプラットフォームに代わるものとして、HTML5、JavaScript、CSS3をベースとしたアプリケーションで構成され、iOS、Windows Phone 7、そしてHTML5対応ブラウザをサポートしていました。

同年11月9日、アドビはモバイルウェブブラウザ向けのFlash開発を終了し、HTML5、JavaScript、CSS3といったオープンな技術と標準規格に基づいた新製品の開発に注力することを発表しました。ただし、FlashとAdobe AIRに関しては、モバイルプラットフォーム上で動作するネイティブアプリケーションの開発（ウェブブラウザ上ではなく）に対するサポートは継続されました。

2012年9月25日には、Adobe Edge Tools & Servicesが発表され、それと同時に、アプリケーションの名称がAdobe Edge Animateに変更されました。この変更により、Adobe Edge Animateは、Adobe Edge Tools & Servicesの一部として位置づけられるようになりました。

しかし、2015年11月以降、Adobe Edge Animateの積極的な開発は終了しました。そして、2019年9月30日をもって、Creative Cloudからの削除が行われ、インストールやダウンロードが完全に終了しました。

プレビュー版Adobe Edge

Adobe Edgeのプレビュー版は、Adobe Labsによって2011年8月に公開され、オンライン公開後、最初の24時間で5万件ものダウンロード数を記録しました。この数字は、当時、Adobe Edgeに対するユーザーの大きな関心を示しています。

関連項目

Adobe Edge Tools & Services
Adobe Muse

外部リンク

* Official website

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