Aiming (企業)

株式会社Aiming（エイミング）について

株式会社Aiming（エイミング）は、日本に本社を構えるゲーム開発会社で、主にモバイルプラットフォームに特化したオンラインゲームの開発と運営を行っています。2011年に設立されたこの企業は、ゲーム業界での豊富な経験を持つ椎葉忠志の指導のもとに成長してきました。

設立の背景

Aimingは、元ONE-UPの社長である椎葉忠志によって設立されました。椎葉はテクモを経てゲーム業界に足を踏み入れ、ONE-UPで数多くのオンラインゲームを世に送り出してきました。設立当初、AimingはONE-UPから事業とスタッフを受け継ぎ、さらに、運営権だけでなく、『Blade Chronicle』の開発スタジオも譲受しました。このスタジオは、日本初のMMORPG『ライフストーム』を手掛けたことで知られる、日本システムサプライが母体になっています。設立時の社員数は95名でした。

主なゲームタイトル

Aimingの代表的なゲームタイトルの一つは、2011年10月にリリースされたブラウザゲーム『剣と魔法のログレス』です。このタイトルは、後にスマートフォン版『剣と魔法のログレス いにしえの女神』として再登場し、2015年のApp Store売上ランキングで年間5位に輝く評価を得ました。その後も、Aimingは様々なゲームを開発し続けています。

2012年には台湾に制作スタジオを設立し、国際的な展開を進めました。また、2014年には中国の大手IT企業テンセントと資本業務提携を結び、相互のタイトル配信を目指しました。

上場とグループの変遷

Aimingは2015年3月、東京証券取引所マザーズに上場しました。しかし、近年の業務提携は必ずしも順調ではなく、2019年1月にディライトワークスとの新作ゲーム開発の提携を発表したものの、2020年7月にはその提携を解消することとなりました。また、2020年には大阪スタジオがドキドキグルーヴワークスに譲渡され、台湾スタジオや東京スタジオでも人員削減が行われました。これにより、グループ全体の従業員数は急激に減少し、635名から416名にまで減少しました。

現在の取り組み

最近では、『ストリームヒーロー!』というスマートフォン向けRPGをグッドスマイルカンパニーとの共同プロジェクトとして発表しましたが、2024年6月には共同事業の解消に伴い開発から離脱することが発表されました。

Aimingは、多くの変遷を経ながらも、今なおモバイルゲーム市場でのプレゼンスを維持し、さらなる成長を目指しています。

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