Amaya

Amayaは、World Wide Web Consortium（W3C）とINRIAによって共同開発された、オープンソースのウェブブラウザです。単なるブラウザ機能だけでなく、Webオーサリングツールとしても利用できる点が大きな特徴です。

概要

Amayaは、W3Cが策定した様々なウェブ技術のデモンストレーション実装として開発されました。具体的には、XHTML、CSS、SVG、MathML、RDF、XPointerなど、W3Cが推奨する多様な規格に対応しており、これらの技術がどのように動作するかを実際に示すことを目的としています。開発には、libwwwのAPIが活用されており、wxWidgetsやOpenGLといった技術基盤の上に構築されています。これにより、Amayaはクロスプラットフォームなアプリケーションとして機能し、Windows、Linux、macOSといった主要なオペレーティングシステム上で動作するバイナリが提供されています。

また、Amayaは国際化にも力を入れており、最新版ではフランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、日本語を含む16言語に対応しています。これにより、世界中の多くのユーザーが自分の母国語でAmayaを利用することが可能です。

名称について

Amayaという名前は、開発当初は「Tamaya」という名称でした。ロゴにもその名残が見られます。開発チームは当初、この名称が最も相応しいと考えていましたが、フランスの企業が既に「Tamaya」を商標として使用していたため、この名称の使用を断念せざるを得なくなりました。その後、頭文字の「T」を省略し、「Amaya」という名称に変更されました。

出典

Amayaは、W3Cが開発したオープンソースのプロジェクトであり、その詳細な情報は公式ウェブサイトや関連ドキュメントで確認できます。また、コミュニティによる情報や技術ドキュメントも利用可能です。

外部リンク

Amaya Home Page（公式ページ、英語）
Amaya ホームページ（参考ページ、日本語）

これらの外部リンクから、Amayaの最新情報や技術仕様をより詳細に知ることができます。Amayaは、Web技術の進化とともに、今後も継続的に開発・改善されていくことが期待されます。

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