Angie (TM NETWORKの曲)

新シングル「Angie」について

TM NETWORK|TM_NETWORKが2023年12月6日にデジタルリリースした「Angie」は、通算46枚目となるシングルです。この楽曲は、映画『劇場版シティーハンター 天使の涙（エンジェルダスト）』の挿入歌として特別な位置づけを持っています。同日にリリースされたこの映画には、オープニングテーマ「Whatever Comes」、挿入歌「DEVOTION」や「君の空を見ている」、エンディング曲「Get Wild」も含まれており、それら全てが収録された12inchEPアナログ盤も同時にリリースされるという、ファンにとって見逃せない内容になっています。

曲の背景と制作プロセス

「Angie」というタイトルは、同映画のゲストヒロインキャラクターから取られています。楽曲の制作には、映像に合わせて音楽を作り上げる「フィルムスコアリング」という手法が用いられました。音響監督の長崎行男は、この手法によって音楽と効果音が交錯せず、一体感を持った作品に仕上がったと高く評価しています。特に、映像を見た際に15分ほどで完成したというスピード感にも驚かされます。

制作にあたり、小室哲哉は、映画の中でのバトルシーンを想定し、「音が実際に鳴っているにも関わらず、それを体験しているキャラクターたちにとっては無音のようなものではないか」と考え、その静寂の中に流れる音楽をイメージしました。この感覚から生まれたのが「Angie」であり、映画の情緒に寄り添った楽曲の仕上がりになっています。

制作陣の反響

総監督であるこだま兼嗣は、この楽曲がキャラクターの心情に寄り添ったものになっていることに驚きを感じ、「楽曲を聞いて感動して声をあげたのは、50年近くの業界経験の中でも初めてのこと」と語り、その素晴らしさを絶賛しました。小室自身も、この楽曲の制作を通じて非常に光栄で嬉しい経験だったと述べています。

収録アルバム

「Angie」は、TM NETWORK|TM_NETWORKのアルバム『40+ 〜Thanks to CITY HUNTER〜』や「40th FANKS intelligence Days 〜DEVOTION〜（ライヴ・ヴァージョン）」にも収録されています。これらのアルバムは、音楽の魅力と特別な体験をもたらすことで、ファンにとって価値のあるコレクションとなっています。

このように、「Angie」はただのシングルとしてだけでなく、映画の中でのストーリーテリングや情緒を深めるための重要な役割を果たし、これからの音楽シーンにも影響を与えていくことでしょう。

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