Apple Account

Apple Account（アップルアカウント）

Apple Accountは、Appleが開発・提供しているシングルサインオンWebサービスです。2024年秋に、以前の名称であったApple IDからApple Accountへと名称が変更されました。

概要

Apple Accountは、iPhone、iPad、Macといった様々なApple製デバイスで使用される認証システムです。ユーザーの個人データや設定情報が紐付けられており、一つのアカウントでApp Store、iCloudなど、Appleが提供する多岐にわたるサービスへのアクセスが可能になります。

Apple Accountの作成

Apple Accountは、My Apple AccountのWebページから無料で作成できます。作成の際には、@icloud.comのメールアドレスを作成するか、既存の有効なメールアドレスを使用します。パスワードは8文字以上で設定する必要があります。

Appleは、ユーザーが提供したメールアドレス宛に確認メールを送信します。ユーザーはメールに記載されたURLにアクセスし、アカウントを有効化する必要があります。

2013年3月より、Apple Accountにはオプションの2段階認証セキュリティ機能が導入されました。この機能を有効にすると、Webログイン時や新しいデバイスからのApp Storeでの購入時など、特定の条件下でApple Accountを使用する際に、2段階の認証が求められるようになります。また、「探す」サービスを利用して、Apple Accountに紐付けられた信頼できるデバイスに4桁のPINコードを送信し、認証を行うことも可能です。

アカウントの変更

ユーザーは、「My Apple Account」のWebページから、パスワードや個人情報を変更することができます。Apple製品でApple Accountに加えた変更は、同じApple Accountを使用している他のアプリケーション（例えば、オンラインのApple Store、iCloud、iPhotoなど）にも反映されます。

変更後、Appleから確認メールが送信され、ユーザーはメール内のURLをクリックして変更を確定させる必要があります。変更が確定した後も、iTunes Storeなどのオンラインサービスを利用する際に、再度情報の確認を求められる場合があります。

セキュリティ

パスワードが複数回間違って入力された場合、セキュリティ上の理由からApple Accountは一時的に無効化されます。アカウントが無効になると、ユーザーに警告メッセージが表示されます。

アカウントの復旧には、iForgotでセキュリティ質問に答えるか、iCloudを有効にしてパスコードロックを設定済みの信頼できるデバイスからリセットする方法があります。

復旧キーまたは2段階認証が有効になっている場合、パスワードのリセットには、リカバリキーと少なくとも1つの信頼できるデバイスが必要となります。

Apple Accountが使用可能なサービス

App StoreおよびApple Arcade
Apple Books
Apple Fitness+
Apple Musicおよび音楽の購入
Apple News
Apple Store（オンライン）
Apple Pay、Apple Card、Apple Cash
Apple Podcast
Apple Store直営店のサービスやプログラム（コンシェルジュ、ワークショップ、ジュニア向けプログラムなど）
Apple Store App
Appleサポートコミュニティ
Apple TV、Apple TV+、Apple TVチャンネル
FaceTime
ファミリー共有
探す
Game Center
iCloudおよびiCloud+
iMessage
iTunes
Appleでサインイン

外部リンク

iCloud
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