Aquarius (島みやえい子のアルバム)

島みやえい子の同人ミニアルバム『Aquarius』は、2021年4月25日にリリースされた20周年記念作品です。前作『Perfect World』から約11年ぶりのアルバムで、島みやえい子自身がTwitterで発売を発表しました。

本作は自主制作され、音系・メディアミックス同人即売会「M3-2021秋」で限定販売されました。その後、2021年8月8日に雷レコードより『Aquarius+』としてSpotifyでストリーミング配信が開始され、全世界でリリースされています。『Aquarius+』には、2019年リリースのシングル「Photon」収録曲も収録されています。

ジャケットは、札幌出身のアーティスト真吏奈による描き下ろしイラストが使用され、アルバムにはミュージックビデオを含むDVDが付属しています。MVは「哀しきCubase」以外はアニメーションで構成されています。

収録曲について

1. Aquarius
アルバムのタイトル曲で、島みやえい子は「優雅で力強く、新しい「風の時代」を歌っています」とコメントしています。

2. 覚醒都市
新居昭乃のカバー曲で、QuadrifoglioのメンバーであるMakouが編曲を担当。島みやえい子は「昔から大好きな曲で、CDに入れさせてもらえた事を、昭乃ファンの一人としてこのうえない喜びを感じています」と語っています。

3. 牧場
島みやえい子自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲。「のどかなタイトルとは裏腹な、島みやえい子っぽい歌です」とのことです。

4. 哀しきCubase
島みやえい子本人が出演するミュージックビデオが制作され、付属DVDに収録されています。MVには娘たちも出演。Cubaseと格闘していた時期のストレスを歌詞にしたところ、「案外良い歌になってしまいました」とコメントしています。

5. Sweet Dragon
2013年末のコミックマーケット85・ビジュアルアーツブースで販売されたアルバム『EIKO SHIMAMIYA PRODUCE 5TEARS Vol.3 ～Sweet Dragon～』に収録されていた楽曲。「SHINKAIさんの作ったルートに、recしながらメロを紡ぐという、神がかった作り方をしました。この時代に落とされた歌だと自負しています」と語っています。

6. bouquet
I'veの高瀬一矢が作・編曲を担当。「黒蝶のサイケデリカ」以来、約6年ぶりのI'veによる提供楽曲です。島みやえい子は「20年前、初めてI'veにオーディションに行った時に聴いた高瀬さんの曲。キラキラが身体中を駆け巡った記憶が、今蘇っています。記念CD「Aquarius」の中の一曲として、高瀬一矢さんに書き下ろしていただきました。この心弾むような曲に「bouquet(ブーケ)」というタイトルをつけました」「曲の雰囲気を感じながら歌詞を書いてみると、すべての人への応援歌になっていました。何度聴いても胸が熱くなります。ぜひ聴いて欲しいです」とコメントしています。

7. ペロペロキャンディーの歌
* 10歳の時に作った楽曲で、20歳のファーストライブで披露した音源が録音されたカセットテープをCDに収録しました。

『Aquarius』は、島みやえい子の20年の音楽活動の集大成とも言える作品であり、彼女の多様な音楽性を堪能できるアルバムとなっています。

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