B (ラジオ番組)

『B』は、2002年4月2日から10月4日まで、MBSラジオで深夜に放送されていたラジオ番組です。深夜の看板番組を確立する目的で、『+M』『S』と共にスタートしました。番組のコンセプトは「男2人のよもやま話」で、大人向けのトークが中心でした。また、同時期には日曜夕方に『Bサンデー』も放送されており、MBSラジオの「B」を冠した番組展開が注目されました。

放送時間は火曜日から金曜日の0:00から2:00（月曜から木曜深夜）でした。しかし、わずか6ヶ月で番組は終了しました。2002年9月からは、出演者がそれぞれ別の番組へと移動することになりました。陣内智則とケンドーコバヤシは土曜日（金曜深夜）の『Bフライデースペシャル 陣内・ケンコバ45ラジオ』へ、バッファロー吾郎はケンドーコバヤシと共に日曜日夜の『スッごい!おとなの時間』へと活動の場を移しました。

各曜日のパーソナリティは以下の通りです。

火曜日（月曜深夜）: 陣内智則とケンドーコバヤシが担当。生放送中に、ケンドーコバヤシが腹痛でトイレに駆け込むというハプニングがありました。さらに、その時使用していたスタジオの椅子が、翌朝の番組で浜村淳も使用していたというエピソードも残っています。
水曜日（火曜深夜）: バッファロー吾郎が担当。リスナーからのFAXが少ないことを逆手に取り、「地球に優しいラジオ」と表現していました。この表現は、FAX用紙の使用を減らすことで環境に配慮しているという皮肉めいたジョークでした。
木曜日（水曜深夜）: シャンプーハットが担当。深夜のまったりとした雰囲気に合う、独特なトークを展開していました。
金曜日（木曜深夜）: サバンナが担当。彼らの軽快なトークが、週末を控えたリスナーの心を盛り上げました。

『B』は、各曜日のパーソナリティがそれぞれの個性を活かしたトークで、深夜のラジオファンを楽しませました。番組は短命に終わりましたが、それぞれのパーソナリティはその後もラジオやテレビで活躍し、この番組での経験を活かしました。深夜ラジオという特性上、生放送ならではのハプニングや、リスナーとの距離が近い親密なコミュニケーションが展開されました。短期間ではありましたが、深夜ラジオ史に残る番組の一つと言えるでしょう。

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