BACK BLOCKS

MISIAの11枚目のシングルとして2002年11月20日にリリースされた「BACK BLOCKS」は、彼女の音楽性の幅広さを示す意欲作です。このシングルはCD EXTRA仕様で、単なる音楽CDとしてだけでなく、特典映像も楽しめる点が特徴です。コピーコントロールCDではないため、当時の音楽ファンにとっては扱いやすい仕様でした。

楽曲について

表題曲の「BACK BLOCKS」は、MISIA自身が作詞を手がけ、SAKOSHINが作曲・編曲を担当したヒップホップを取り入れたダンスナンバーです。同時期に制作された4thアルバム『KISS IN THE SKY』の世界観をさらに発展させたような、都会的で洗練されたサウンドが魅力です。

カップリングには、「めくばせのブルース」が収録されています。こちらも作詞はTIGER、作曲・編曲はSAKOSHINが担当。「BACK BLOCKS」と同様に、『KISS IN THE SKY』と同時期に制作された楽曲です。

さらに、「LAILA (So So Def Remix)」は、アルバム『KISS IN THE SKY』に収録されていた「LAILA」を、ジャーメイン・デュプリがリミックスしたバージョンです。オリジナルとは異なる、よりダンサブルでグルーヴィーなアレンジが施されています。

「飛び方を忘れた小さな鳥 (STAR OCEAN version)」は、PlayStation 2用ソフト『スターオーシャン Till the End of Time』のテーマソングとして制作されました。アルバム『KISS IN THE SKY』にも収録されている「飛び方を忘れた小さな鳥」を、フルオーケストラバージョンとしてリアレンジしたもので、壮大で美しいサウンドが印象的です。編曲は塩谷哲が担当しています。

アナログ盤について

シングルCDに先駆けて、11月13日にはアナログ盤もリリースされました。アナログ盤には、オリジナルバージョンの他に、「MEGA RAIDERS Remix」も収録されています。B面には「LAILA (So So Def Remix)」と「LAILA (MEGA RAIDERS Remix)」が収録されており、多様なリミックスバージョンを楽しめる構成となっています。

KISS IN THE SKY 完全版 LIMITED EDITION

12月4日には、このシングルCDと4thアルバム『KISS IN THE SKY』がセットになった『KISS IN THE SKY 完全版 LIMITED EDITION』もリリースされました。これは、MISIAの音楽世界をより深く堪能したいファンにとっては見逃せないアイテムでした。

「BACK BLOCKS」は、MISIAの新たな一面を切り開いたシングルとして、彼女のディスコグラフィーの中でも重要な位置を占めています。

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