BALAN WONDERWORLD

『BALAN WONDERWORLD』

概要

『バランワンダーワールド』は、スクウェア・エニックスが2021年3月26日にリリースした3Dアクションゲームです。ゲームは主にNintendo Switch、PlayStation 4|PlayStation_4、PlayStation 5|PlayStation_5、Xbox One、Xbox Series X/S|Xbox Series X_S、PC（Steam）で楽しむことができます。本作は、スクウェア・エニックスの新規IPであり、アクションゲームブランド「BALAN COMPANY」の初タイトルです。ディレクターは中裕司、キャラクターデザインには大島直人が関わっています。

プレイヤーは、メインキャラクターであるレオとエマを操作し、バランが導くワンダーワールドの冒険に挑みます。PS5版ではアダプティブトリガー機能を活用できるため、特に推奨されています。また、Switch版では2人同時プレイが可能です。2021年1月28日には体験版が配信され、特定の章を体験することができました。最近ではその体験版の配信は終了しているものの、製品版におけるコスチュームは特定のコマンドで入手可能です。

開発の背景

本作のテーマとして「ミュージカル」が選ばれたのは、スクウェア・エニックスがアクションゲームを制作する際に斬新なアイデアが必要だと感じたからです。キャラクターデザインにおいては、大島が昔の心情に戻り、楽しさを感じるデザインを心がけて作りました。主人公が使用する衣装は、全80種を用意されており、ストーリー進行の鍵となっています。

登場キャラクター

メインキャラクター

• - バラン (BALAN): 声優は鈴村健一で、いつも笑顔を絶やさない謎のマエストロです。レオとエマをワンダーワールドへ導きます。
• - レオ・クレイグ (LEO CRAIG): 声優は土屋神葉。15歳の少年であり、ダンサーを目指しています。
• - エマ・コール (EMMA COLE): 声優はLynn|lynn。裕福な家庭で育ちながら、周囲の妬みや悪口に苦しんでいます。

ネガティ

本作にはネガティという敵勢力が存在し、これは人間のネガティブな感情を具現化した存在です。彼らのリーダーであるランスは、プレイヤーの前に立ちはだかります。

システムとゲームプレイ

プレイヤーは各ステージでキャストの力を宿す衣装を手に入れ、それによって多様な能力を活用できます。衣装を着ることで敵にダメージを与えることが可能となり、特定の鍵を使ってコスチュームボックスを解錠する必要があります。また、各心象世界には思考の欠片「バランスタチュー」が点在しており、これを集めることで新たな心象世界が解放されます。

評価と問題点

本作は、グラフィックや音楽に対する評価はあるものの、ゲームの内容が単調であることから、全体的に低評価とされており、Metacriticではスコアが約40点程度とされています。特に操作説明の不足やストーリーの欠如、単純なミニゲームなどが批判されています。ディレクターの中裕司も製品を「未完成品」と評しており、制作中に多くのトラブルがあったことが伺えます。

まとめ

『BALAN WONDERWORLD』は、独特なキャラクターと音楽を楽しむことができる一方で、ゲームプレイやシステム面では多くの改善点が求められる作品だと言えるでしょう。興味のある方は、気軽に体験してみてはいかがでしょうか。

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