BALDR BRINGER

『BALDR BRINGER』の概要

『BALDR BRINGER』（バルドブリンガー）は、戯画が2017年10月27日にリリースしたアダルトゲームで、同スタジオの人気シリーズの最終作です。本作は、TEAM BALDRHEADによって制作され、シリーズの特徴を踏襲しつつも新たな要素が盛り込まれています。2018年には、追加データコンテンツである『BALDR BRINGER EXTEND CODE』がリリースされ、さらなる冒険と物語が展開されました。特に、コミックマーケット94では、ヒロインの姫絹花のその後を描いた外伝も人気を集めました。

システムと特徴

『BALDR BRINGER』は、仮想空間「VERTEX」の各エリアに存在する管理体と呼ばれる敵を倒しながら、隠された謎を解明していくストーリーとなっています。本作のアクションシステムは、これまでのシリーズとは異なり、大群の敵との戦闘が中心に設定されており、従来の「コンボ」システムが廃止されています。その成果として、ハックアンドスラッシュの要素が強調され、プレイヤーはより自由に戦闘を楽しむことができます。敵を討伐することで自機のステータスが向上し、敵が落とす武器を用いてさらなる強化も可能です。特にボスキャラクターである管理体を撃破すると、貴重な武器を入手できるため、挑戦の意欲も高まります。また、特定のイベントをクリアすることで、ヒロインとの親密度が増すHシーンが解放される仕組みも、ユーザーには大きな魅力となっているでしょう。

フィールド内には、隠された10個の端末が散らばっており、これらを集めることで真のエンディングに到達することができます。この機能は、プレイヤーにとってさらなる挑戦を提供します。

登場キャラクター

主人公

• - 不二（フジ）：本作の主人公であり、エリスによって作られた戦闘用電子体プログラム。彼の成長と選択が物語の鍵となります。

ヒロインたち

• - エリス：不二の開発者であり、彼のナビゲーター。精神的に幼い不二との関係が物語の中心です。
• - キャロル・シェーヌ：特級プログラマーを自称する管理体。気ままで自由な性格が特徴です。
• - 十彩・デ・ヴィータ：学園生であり軍属でもある管理体。最初は敵対視していましたが、物語が進むにつれて関係が深まります。
• - エルミ・エコー：明るくもつかみどころのない性格を持つ。彼女の興味は不二の反応にも向けられています。
• - 星川ひさめや姫絹花など、多彩なヒロインたちはそれぞれ独自のバックストーリーを持っており、プレイヤーとしても感情移入しやすいでしょう。

敵キャラクター

• - 敵対する存在は多様で、特に「ダスク」は、エリスから管理権限を奪った重要なキャラクターです。

サウンドと反響

本作の主題歌には、オープニングテーマ「real-Reality」とエンディングテーマ「Dive into the gate」があり、サウンドトラックも充実しています。発売後の売上は、複数のメディアで高評価を得ており、特に最初の月には多くの人気投票で上位にランクインしました。レビュアーたちは、シリーズとしての完結を素晴らしい形で迎えたと評価しており、過去作を未経験なプレイヤーでも楽しむことができる構成が好評でした。このように、『BALDR BRINGER』は、アダルトゲーム界において、その存在感と影響力を示しています。

もう一度検索