『BATON=RELAY VOICE HEROINE STORIES』の概要
『BATON=RELAY VOICE HEROINE STORIES』(バトン=リレー ボイスヒロインストーリーズ)とは、i-tronが提供したスマートフォン用ゲームアプリで、
2020年3月22日から
7月30日までの間、プレイヤーに楽しまれていました。ゲームは基本プレイが無料で、アイテム課金が採用されていました。略称として『バトン=リレー』や『バトリレ』と呼ばれることもあります。このゲームは、4つの企業、i-tron、
ソニー・ミュージックアーティスツ、
SACRA MUSIC、ポケラボの協業により誕生したものであり、新世代声優ヒロインプロジェクトの中心を担っていました。
ゲームの背景
「BATON=RELAY」プロジェクトは、声優活動を現実に感じられるよう描くことをコンセプトにしています。物語の舞台は東京都町田市をモデルにした「友ヶ丘」。プレイヤーは、人気声優の高縁あかり(声 -
伊波杏樹)が設立した声優事務所「リレープロダクション」のボイスディレクターとなり、16人の新人女性声優が成長する姿を支援し、見守る役割を担います。初心者声優たちの成長物語を体験できる内容となっており、プレイヤーは彼女たちのお仕事や日常をともに楽しむことができます。
ゲームのサービスは
2020年7月に終了しましたが、その後も関連コンテンツの制作や保存が行われており、公認団体「BATON=RELAY アーカイブ会」を通じてシナリオブックなどが頒布されています。
ゲームプレイの流れ
プレイヤーはボイスディレクターとして、ヒロインたちの声の適正を見つけ、理想の姿へと導く役割を果たします。ゲームは主に、ヒロイン・声優の育成や、ストーリー進行が基本的な流れです。
主な活動内容
ゲーム内では、レッスンやオーディションなどの作業を通じてヒロインたちの成長を促します。具体的には、以下のような活動が含まれます。
1.
活動 - 主にレッスンとお仕事の2つに分かれています。
-
レッスンでは、プレイヤーが選んだヒロインのカードをセットし、ランダムで設定されたレッスンスケジュールに従い、特訓を行います。スケジュールを進めることで、ヒロインたちのテンションが上がり、各種アイテムを獲得することができます。特にスタミナを管理しながらレッスンを続ける必要があります。
-
お仕事ではオーディションやレコーディングを通じてヒロインたちが声をあて、実力を試します。オーディションはチーム全員で挑む形で、プレイヤーが中心を狙ってスコアを上げる必要があり、レコーディングでは成功するために準備したヒロインたちを活かしていきます。
2.
ストーリー - メインストーリー、関係性ストーリー、日常ストーリーの3つの視点から、ヒロインたちの成長を描写します。ストーリーはプレイヤーの行動に応じて展開が変わる仕組みになっています。
3.
ミーティング - メモリアルキーを使ってヒロインのプロフィールを開き、関係性レベルを上げます。これによって、より親密なストーリーが楽しめるようになります。
参加キャラクター
本作には多彩なキャラクターが登場します。各ヒロインは独自の背景や抱える問題があり、プレイヤーはそれらを理解しながら成長を見守り、サポートする必要があります。たとえば、桜美聡は高縁あかりに憧れ、声優を目指した16歳の女子高生として登場。一方、日向葉澄は素人から成長を遂げようとしているキャラクターで、彼女の家族がオーディションに応募し、見事合格した経緯があります。キャラクターによって異なるストーリーや成長を体験できるのが、本ゲームの魅力の一つです。
結論
このように『BATON=RELAY VOICE HEROINE STORIES』は、声優業界のリアルな側面を体験しながら、キャラクター達の成長を楽しめる魅力あるゲームアプリでした。サービスは既に終了していますが、プロジェクト自体は公認団体による受け継がれており、ファンの支持を受け続けています。また、このゲームは今後も新しい形でのコンテンツ提供を望む声が多いです。