BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY

シングル「BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY」について

HYDEの13枚目のシングル「BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY」は、日本の人気ロックバンドL'Arc〜en〜Ciel及びVAMPSのボーカリスト、HYDEが手掛けた作品です。このシングルは、2020年2月26日にデジタル配信が始まり、2020年3月18日にはフィジカル版がリリースされました。ヴィジョンを持った音楽家であるHYDEによって創られたこの作品は、Virgin Musicより発売されています。

新しい試み

本シングルは、約9ヶ月ぶりに発表された新譜で、前作「MAD QUALIA」からは約1年ぶりのシングルとなります。また、HYDE名義としては初の両A面シングルという画期的な形態でもあります。表題曲の一つである「BELIEVING IN MYSELF」は、MY FIRST STORY|MY_FIRST_STORYのShoが制作に参加したロックナンバーで、東京マラソン2020の大会イメージソングとしても使用されました。

歌との出会い

「BELIEVING IN MYSELF」の制作は、東京マラソンのレースディレクターである早野忠昭との対談がきっかけで始まりました。HYDE自身、マラソンと自らの音楽が結びつくことに対して疑問を感じていたものの、「走る人たちがリズムに乗れる曲にしたい」と、自身の意見を交え制作に臨みました。曲は、走りながら心が軽くなるようなエネルギーが感じられるものに仕上がっています。

もう一つの表題曲「INTERPLAY」

もう一方のタイトル曲「INTERPLAY」は、未来への希望を込めたポジティブなリリックが特徴的なロックナンバーです。この曲は平成から令和にかけての時期に制作されており、HYDEは当時のインタビューで新しい時代の到来に合わせた歌詞を書いたと語っています。2020年のオリンピックを見据えた盛り上がりを感じさせる内容で、生き生きとしたダイナミズムを感じられる作品となっています。

ミュージックビデオと映像演出

「INTERPLAY」のミュージックビデオは、未来感を意識した映像加工が施されています。HYDEは自身のツアーで触発された「ブレードランナー」や「AKIRA」といった近未来のイメージを織り込んでおり、特に映像の荒れた質感がレトロさを引き立てています。また、2019年のアメリカツアーでも着用した白い衣装は、映画「時計じかけのオレンジ」のキャラクターアレックスを意識したスタイルとなっています。

発売形態

2020年2月26日の先行配信に続き、約3週間後の3月18日に初回生産限定盤（CD＋DVD）と通常盤（CD）の2形態でリリースされました。初回限定盤には、表題曲のミュージックビデオやドキュメンタリーが収められており、音楽の背景にあるストーリーを垣間見ることができます。両表題曲のミュージックビデオはフィジカル発売に合わせて公式YouTubeチャンネルでも公開され、多くのファンの目に触れる機会となりました。

まとめ

「BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY」は、HYDEの多才な一面を見せる作品であり、彼の音楽が持つ力強さと無限の可能性を感じさせるものとなっています。新たな時代の幕開けを知らせるこのシングルは、HYDEの音楽キャリアに新たなページを加える重要な作品といえるでしょう。

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