BIJIN&Co.

BIJIN&Co.株式会社：美人時計から広がるクロスメディア戦略

BIJIN&Co.株式会社は、東京都港区に本社を置く、革新的なクロスメディア事業を展開するベンチャー企業です。同社の基盤となっているのは、2009年にスタートした「美人時計」というユニークなインターネットサービスです。

美人時計：1分間の出会いを届ける

「美人時計」は、「1分間の恋をする」をコンセプトに誕生しました。手書きのボードに時刻を記した若い女性の写真が、1分ごとに変わっていくという、斬新な時間表示サービスです。サービス開始当初からインターネットやテレビで話題となり、瞬く間に人気を博しました。現在までに、全国から5万人以上の女性が出演し、その数は拡大し続けています。

多様なサービス展開：エンターテイメントと実用性の融合

美人時計の成功を基盤に、BIJIN&Co.は多角的な事業展開を進めています。株式会社ドワンゴとの協業による天気予報サービス「bijin-tenki」や、ニュースを届ける「bijin-topic」など、若い女性をコンテンツとしたサービスを次々と展開し、ユーザーの日常生活にエンターテインメント性を加えることを目指しています。

企業の歴史：フィリアデザインからのスタートと成長

BIJIN&Co.の前身は、フィリアデザインです。2008年10月、同社が美人時計の企画・制作を開始し、翌2009年1月にサービスを開始しました。同年5月には、株式会社美人時計を設立、フィリアデザインから事業を譲受しました。その後、iPhoneアプリやウィジェット、mixiアプリなど、様々なプラットフォームへの展開を迅速に進め、ユーザー層の拡大を図りました。

2009年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、そのデザイン性と斬新なアイデアが高く評価されました。さらに、ヤフー株式会社や大手芸能事務所とのタイアップを実現するなど、企業としての認知度も大きく向上しました。

2010年には、代表者に田中慎也氏が就任し、更なる事業拡大を目指します。Androidアプリの提供や、様々な企業とのコラボレーションを通じて、サービスの裾野を広げていきました。

2014年には、社名をBIJIN&Co.株式会社に変更し、現在に至ります。 2022年には「美声時計」のサービスを終了していますが、依然として「美人時計」は継続して提供されています。

美人時計の多様な展開：美男、ギャル、韓国、サーキットなど

「美人時計」は、女性だけでなく、男性版の「美男時計」、韓国人女性を起用した「韓国版美人時計」、ギャルをフィーチャーした「ギャル時計」、レースクイーンが登場する「サーキット時計」など、様々なバリエーションを展開しています。

これらを通じて、多様なニーズに対応し、幅広いユーザー層を獲得してきました。

写真の特徴とモデル

美人時計の写真は、基本的に1人のモデルが4ポーズで撮影されたものを1分ごとに表示するという構成です。モデルには、一般人だけでなく、上原美優さんやマリエさん、愛内里菜さんなど、著名人も参加しています。

企業提携とメディア展開

高いアクセス数を誇る美人時計は、マクドナルド、日本旅行、キリンビールなどの大手企業とのタイアップ広告を積極的に展開しています。一方で、模倣コンテンツの出現にも対応しながら、独自の地位を築き上げています。

BIJIN&Co.の今後の展望

BIJIN&Co.は、今後も美人時計を核としたクロスメディア戦略を展開し、更なる事業拡大を目指していくものと予想されます。 時代の変化に柔軟に対応し、新しい技術やトレンドを取り入れることで、更なる成長を遂げていくことが期待されます。

もう一度検索