BLACK LIST (Acid Black Cherryのアルバム)

アルバム『BLACK LIST』の概要

Acid Black Cherry|Acid_Black_Cherryの記念すべき1枚目のアルバム『BLACK LIST』は、2008年2月20日に発売されました。このアルバムは、その名の通り「七つの大罪」をテーマにした深遠なコンセプトを持ち、音楽と視覚で聴衆の心を捉えます。

特典と収録内容

このアルバムは特典としてDVDが付属しており、特に豪華な内容が魅力です。DVD付き版には2枚のパターンがあり、1枚目には「SPELL MAGIC」や「冬の幻」といった楽曲のプロモーションビデオが含まれています。また、ソロ活動のメイキング映像も収録されています。2枚目のDVDには、2007年7月に行われたフリーライブからのライブ映像や、レコーディング中のオフショットも収められており、ファンにとっては見逃せない内容です。通常盤にも初回特典としてフォトブックレットが同封されていますが、各バージョンでジャケットデザインが異なる点も特徴的です。

参加アーティスト

アルバムの制作にあたって、さまざまな著名なアーティストが参加しました。ギターにDAITA（ex.SIAM SHADE|SIAM_SHADE）、SUGIZO（ex.LUNA SEA）、YUKI（from.DUSTAR-3）、AKIHIDE（from.BREAKERZ）、ベースにはSHUSE（ex.La'cryma Christi）、ドラムには菅沼孝三と淳士（ex.SIAM SHADE|SIAM_SHADE）が参加しています。また、キーボードにはkiyo（from.Janne Da Arc）が起用され、その音楽的彩りを加えています。特に「sins」と「Prologue End」では、三柴理がゲスト参加しピアノ演奏を披露しています。

音楽的テーマ

yasu自身がこのアルバムを通して、非常に満足していると語っており、初期のソロプロジェクトから『BLACK LIST』を構成することを目指してきたことがうかがえます。彼のビジョンが形になった本作は、オリコンのアルバムチャートで初登場2位を記録し、翌週からのビルボードジャパンアルバムチャートでは1位を獲得しました。

収録曲の解説

1. sins - 中世の教会を連想させるゴシックな雰囲気が特徴で、その原点はJanne Da Arcの「Strange Voice」にあるとyasuは語ります。

2. 少女の祈り - yasu自身が「Janne Da Arcっぽい」と言及するこの曲は、次世代へと続く楽曲の基盤でもあります。

3. SPELL MAGIC - デビューシングルとして、力強いサウンドで印象を残します。

4. scar - スローバラードとして、ストリングスのアレンジに工夫が凝らされています。

5. 愛してない - 切ない感情が込められた、3rdシングルの代表曲です。

6. Bit Stupid - 「ジャンヌダルクらしさ」を意識しつつも、新たな挑戦をした楽曲です。

7. 楽園 - DEAD ENDからの影響を受けた楽曲で、サビのフレーズには既存の楽曲から採用されています。

8. Black Cherry - 2ndシングルとして、独特なスタイルが際立ちます。

9. Murder Licence - トランス・ヘヴィ・ロックと評されるこの曲では、コーラスにyasuの声を重ねた新しい試みが見られます。

10. 冬の幻 - アルバムバージョンとして再録され、深い歌詞が特徴的です。

11. DRAGON CARNIVAL - ゲーム『モンスターハンター』をテーマにした楽曲で、鋭いビートが印象的です。

12. Prologue End - アルバムの締めくくりにふさわしいバラードで、「愛する気持ち」を語るメッセージが込められています。

まとめ

『BLACK LIST』は、Acid Black Cherry|Acid_Black_Cherryの芸術的なビジョンを具現化した作品として、音楽に対する情熱と多様な表現を体現しています。このアルバムはファンはもちろん、初めて聴く人にも印象深いものとなるでしょう。

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