BOØWY

BOØWY（ボウイ）

BOØWY（ボウイ）は、1981年に群馬県高崎市で結成された日本のロックバンドです。メンバーは氷室京介（ボーカル）、布袋寅泰（ギター）、松井恒松（ベース）、高橋まこと（ドラム）で構成され、音楽キャリアは1980年代の日本の音楽シーンにおいて重要な役割を果たしました。

結成と初期の活動

BOØWYは結成当初、6人編成でスタートしましたが、初ライブ後にサポートメンバーが脱退し、1982年には4人編成となります。彼らの音楽スタイルは、8ビートを基盤とした明るくエッジの効いたロックサウンドが特徴です。また、独創的なステージ衣装や逆立ったヘアスタイルなど、斬新なビジュアルもファンの支持を集めました。

1982年3月にはデビューアルバム『MORAL』をリリースし、以降も『BEAT EMOTION』（1986年）、『PSYCHOPATH』（1987年）といったアルバムが次々とヒットを記録しました。特に『BEAT EMOTION』はミリオンセラーを達成し、BOØWYの名は日本中に広まりました。1987年にはシングル「MARIONETTE」が初登場1位を獲得し、名実ともにトップバンドとなります。

解散とその後の影響

しかし、1987年12月24日、突然の解散宣言がなされます。この発表は多くのファンに衝撃を与え、解散ライブ『LAST GIGS』は1988年に東京ドームで行われ、大きな盛り上がりを見せました。このライブのチケットは10分で完売し、予約の電話が殺到したため、電話回線が一時停止する事態も発生しました。

解散後もBOØWYの人気は衰えることはなく、アルバムや未発表音源が次々とリリースされ、常にチャート上位にランクインしています。特にライブアルバム『LAST GIGS』は150万枚の販売を記録し、彼らの影響力を再確認させる結果となりました。

BOØWYの遺産

バンド名に含まれる∅（空集合）のシンボルには、「どこにも属さず、誰にも似ていない」という意味が込められています。その姿勢は当時のバンドに影響を与え、次世代のロックバンドの形を作る礎となりました。解散から数十年経った現在も、BOØWYの音楽とスタイルは多くのアーティストに尊敬され続け、多くのロックキッズに影響を与えています。

メンバーはそれぞれの道を歩みながらも、共演する機会も多くあり、前述のファンイベントや記念ライブなどで再び顔を合わせています。BOØWYの存在は、日本のロックシーンにとって欠かせない伝説的なものであり、音楽ファンにとって彼らの音楽は色あせることなく今もなお心に響く存在であり続けています。

もう一度検索